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俺と犬  作者: 経験不足
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5歳6歳

5歳になったある日の出来事。



「ジョンあなたって覚えるのがはやいわね。」



「この調子ならいろいろ教えてもいいのでは?」



「おうそうだな。」



「教えてお母さま。」



そうそう俺の本名は


ジョン=マッケンジーというらしい。


苗字があると貴族というが、父親は騎士らしい。


(騎士だけど戦士というくくり)



俺は魔力も宮廷魔術師と呼ばれる凄い人達と比べても比較にならないぐらい魔力量があるのだが


まだ魔法を使うこともなかったせいで親は気が付かなかった。


俺ですら魔力量の多さに気が付かなかった。




魔法の練習をしていると、


こんなことがあった。



「普通一発うてば倒れるのにどうして?」



そんな母親の不安をよそに、小さな魔法を何発も打って見せた。



「無理したらだめよ。」



「はあい」



普通、初めて習うときは一発うてばその日は打てないのが普通らしい。


体がだるくなり、戦いだったら使い物にならない。


俺が調子に乗っていて魔法を打っているからだ。



実際魔法の詠唱というものがあるのだが、それをなしで無詠唱という打ち方


でイメージするだけで打てるのだが、


年相応のことをしておいたほうがいいなとおもっていて、


たとえ親相手でも悪目立ちしたくないので


抑え気味で魔法を唱えていた。


そんな俺に悪魔はささやく。




「神様優しいから全種類教えちゃうよ~」



悪魔とは神様であったが。


確かに面倒なので神様に頼んで全種類覚えようと画策はした。


まだ全種類覚えれたということは秘密にしておこう。


ごく一部のひとにしか使えない光、回復、飛翔、防御魔法も使えるのだ。


それだけで戦力になるし、悪い人にでも目をつけられたらどうしよう。


あと魔法はイメージして作ることができることが分かっており、


オリジナルの変わった魔法を作ろうとしているというのは内緒である。





日は無常にも過ぎていき6歳になった日、


教育ママから、



「ジョンは学校に行くべきよ」



と言われた。この世界では教育制度がないのに、学校はある。


無償教育ではなく有償である。お金がかかるので庶民の子供には不釣り合い。


それに庶民の子供は親の手伝いをしたほうがお金が稼げて、


食費に回せるので、我慢している部分がある。


貴族は自分の見栄のためだけに行くらしく、大体は字を覚える程度で


計算ができればいいほうらしい。



今からいくのは初等科だからね。


初等科は文字を覚えたり、計算の仕方を覚えたり、魔法の基礎を学び、


貴族の振る舞いを教わるのだとか。


飛び級というものもあり、成績に応じた教育を受けれるシステムが


あるらしい。


俺は義務教育を国が推奨して、貴族と庶民の垣根をこえた教育をしていくべきだと思う。



教育は国の基本になるからね。





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