私とサンタとプレゼント
いつもの学校、今日はちょっぴり光ってる。
友達も特別な挨拶をしてくれる。
町を覗けばキラキラいっぱいのクリスマス。
落ち着いていられる時間なんて一秒だってないんだ。
「ママ!ただいま!」
「おかえり!今日は最高の日ね!」
ソファーで寝てる猫のシャビも、昨日から家にあるツリーに興味津々。
飾りつけの赤いボールで遊んでる。
まだ幼稚園生の妹も、一緒になって遊んでる。
パパもお仕事お休みで皆一緒のクリスマス。
だからクリスマスは一番大好きな日、誕生日の次にね。
「夜、なに?」
「ヒミツ!先にお風呂入っちゃって!」
「は~い!」
ディナーは最高だった。
大好きな物しか出なかったし、ケーキも食べた。
クリスマスのテレビアニメも見て、もう眠い。
明日は友達と遊ぶから早く寝なきゃ。
そうそう、靴下を掛けておくのを忘れずに!
妹の分も掛かっているかチェックしたら、おやすみなさい。
今年一年いい子だったから心配なんてしてないわ!
ー
ちょっぴり寒いけど、プレゼントが楽しみで早く起きちゃった。
まだ太陽は半分しか見えてない。
こっそりツリーまで行ったら、靴下が膨らんでる。
「...これって!やった!皆が憧れてるお人形だ!」
妹のにも同じ物。
一緒に遊べる様にサンタさんが考えてくれたに違いない。
「あれ?でもなんかおかしい」
妹の靴下をよく見ると底に穴が開いていて、下にシャビが寝てる。
口元にはお人形の箱紙、そこから飛び出た右足。
どうしよう...
これを見たらきっと悲しい気持ちになっちゃう、泣いちゃうかも。
でも、まだ間に合う。
良い作戦を思いついたから!
「...音を立てないように...私のと入れ替えてっと...」
作戦が終わったらそっとベッドまで戻る。
皆が起きてきた頃にまた起きて、妹が喜んで飛び跳ねてる様子を見た。
とっても嬉しかった。
でも、ママは私のがシャビに壊された事に気が付いたみたい。
「あらまぁ...新しいのを買ってくるわね?」
「うんん、いいの!お人形と一緒にお手紙も入ってたから!」
「お手紙?」
それにはこう書いてた。
私には読めなかったけど。
" Thank you!
You are the best Santa Claus for your sis! "
パパとママは不思議そうに手紙を眺めましたとさ。




