どうなってこうなった
オマエ、脳内やべえな。
そんな第三者の声が聞こえてきそうですね。
たしかに俺も自分の身の出来事でなければ、病院はアチラですよ、もう手遅れもしれませんけどね(にっこり)
と微笑んでいたかもしれない。
だが実際に起こってしまえば、対処するしかない。
人間ってのは順応する生物である。
そう、ある日。
なんの変哲もない、アイス屋の閉店時間。
俺はシメの準備をしていた、金数えたりとかそんなやつ
この時間、俺はひとりだ。
いつもどおり、フンフンと鼻歌しながらやってたわけ、帰りに特売になってる惣菜買って帰ろうとか、カニクリームコロッケあるといいなとか、そんなこと考えながらさ。
この店舗が入ってるショッピングモールはスーパーと服屋とかの閉店時間が違ってて、うちの店の閉店時間は服屋とかのと同じだから、もっと遅くまでやってるスーパーに帰りに寄って帰れるのがいい所。
時間的に特売になってる商品が多くて助かっております。
そんなとき、なんか突然、パアッ!
って周りが光ったんだよ、え、雷でも落ちた?って思ったよ。
んで次の瞬間、見知らぬ部屋?の中にいたわけ、部屋というには広い、うちの店がまんま入るくらいだから、でもまあ、ソファーとかあってなんだろ…ヨーロッパ辺りの金持ちの家みたいな内装の。
普通に俺の頭は?????みたいな。
たぶんしばらく放心してた。
気づいたらイケオジがカウンターの前にいてさ、「お前が作るものを所望する」とか言ってきたんだよ。
なんか目をキラッキラさせて、アイスの入ったガラスショーケース覗いてるイケオジに、
俺は第六感を働かせ好みそうなアイスクリィイムを与えてやった。
まあ、そんな始まりだったわけ。
まさか、そこが異世界だったとか、
イケオジが王様だったとか、
毎週呼ばれることになるとか、
嗅ぎつけて乱入してきたティム君とか、
とか、とか、
とにかく、一番の問題はあれだよ
金を払え!!!!!




