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第34話



 グッ



 腕の筋肉が弛緩する。


 体の底から湧き上がってくる熱。


 集中型の私にとっては、近接距離こそが本領を発揮できる領域だった。


 サンダー・ボールのような攻撃はまだまだ扱いが難しい。


 その反面、近くからなら。



 ゴォッ



 全身に集まってくるエネルギーは、髪を逆立たせた。


 手のひらから放出される激しい電流。


 気絶させるつもりで、押し込むように腕を伸ばした。





 バシャッ




 ——感触が、…ない?



 手応えはあった。


 背中に触れた、その瞬間までは。


 違和感を感じたのはその後だ。


 押し込んだ右手から伝わってくる感触が、想定しているよりも軽かった。



 電流が流れると同時に敵の体が崩壊する。


 ペットボトルの容器が割れて、漏れ出してきた水。


 表現としては、それに近かった。


 水が流れる音。


 湿った空気が周囲に流れ、ぽこぽこと泡が弾けていく。



 (分身…?)



 崩壊した体は「水」でできていた。


 それが“偽物“であることはすぐにわかった。



 ——しまった



 敵はやっぱりアイツだ。


 純粋系統特有の性質に、分身。


 こんな手を使うのはアイツくらいだ。



 だとしたら、どこにいった…?


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