第五話 本屋とナンパ。
チュンチュン。
「……朝…か…時間は…」
と言ってスマホを確認する。すると時間は朝の6時だった。
「……せっかく早起きしたからどっか行こうかな…今日休日だし…」
そう言うと準備をして先生に外出の許可を取り、出かけたのだった。
どこ行こうかな…正直どこ行くかまでは決めなかったんだよなぁ…
おわかりの方もいるかもだが、れいは無計画で実行するバカなのだ。
うーん…適当に歩きますか…
「……駅前は人が多いなぁ…」
「あの、すみません。」
「ん?」
誰だ?こいつら。
「そこのカフェでデザートでも食べませんか?」
あぁ〜…ナンパか…
「すみません…この後予定がありまして…いやぁあなた達と遊んだら楽しいんでしょうねぇ…残念です…」
「じゃあ後日予定開けて遊びましょうよ!連絡先交換しましょ!」
ん?思ってた反応と違う…諦めてくれると思ったのに…
「俺とも!」
「俺とも!」
「ちょ…できないですって…」
「お前らさぁ…その子嫌がってるだろ…さっさと撤退すんぞ。」
「すみません…うちのバカ共が…」
「ア、ハイダイジョウブデスヨ…」
「ほら、さっさと行くぞ。」
………なんだったんだ…?まいっか。どこ行こうかな…
「面白い本無いかなぁ…」
本屋に行きました
「うーん…」
「お嬢ちゃん何の本をお探しかな?」
「あ、店主さん。異世界転生物を探しているのですが…」
店の奥からヨボヨボのおじいさんが出てきた。店主だ。
「それなら良いのがあるよ。ついてきなさい。」
「ありがとうございます!」
店主についていくとそこには正に私が探していた本があった。
「おぉ!いっぱいありますね!」
「…あった!これです!探していた本!」
「そうかいそうかい。見つかってよかったねぇ」
「この本いくらですか?」
「タダであげるよ」
「え!?でも…」
「お嬢ちゃん可愛いからあげるよ」
「いや…でも…」
「もらえるもんはもらっとくもんだよ」
「………分かりました。お言葉に甘えて貰います。本当にありがとうございます!」
「どういたしまして。」
店主に例を言い私は店を出た。そのままの勢いで寮の自分の部屋に帰った。
「…………面白い…」
本当にこの作品は面白い。
(あ、もう読み終わっちゃった…)
(今の時間は…16時30分か…意外と時間立ってたんだな…)
第六話に続く。めっちゃ中途半端です。すみません。