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日常で世界を変える(高田編)  作者: mei


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10月2日 1年前(元気)

 今日は、社会の授業で小論文対策として、「交通事故を減らすには機械の導入すること」を考える時間があった。みんな、どういう風に考えているのだろうか?私としては、機械の導入には賛成かな。だって、この時代機械を導入しないなんて逆にないんじゃないかなと思ってしまう。逆に否定派の意見を聞いてみたいな。


 ー 1年前 7月6日ー


 室屋「高田さんも、可愛い言われてたよ」

 私 「えっ?」


 まさか、室屋に言われるとは。別にそういう意味で言ったんではなかったけど。


 室屋「いや、男子が言ってたよっていう話」

 私 「そうなんだ」


 高校に入ってからは、可愛いと言われることも多くそんなに違和感は感じなかった。私にとって顔は大して重要ではない。


 室屋「あんまり、元気ないの?」

 私 「いや、そういうわけじゃないけど」


 室屋は、美桜とよく似ている。クラスの中心的な存在。


 室屋「ならよかった。優勝できそう?」

 私 「どうだろ?他のクラス見てないからわからないけど。あの二人いたら、なんか勝てそうな気はするよね」

 室屋「確かにね」

 私 「ちょっと、更衣室行ってくるね」


 室屋の返事とともに、私は更衣室に向かう。体育館に持ってき忘れたタオルがカバンの中に入っているからだ。更衣室を開けると、そこには一回戦で大活躍した七海がスマホを見ながら座っていたのだ。

 

 私 「おつかれ」

 七海「あっ、うん」


 何かを考えているようだった。どう声をかけたらいいかわからなかった。辺りを見渡す限り、七海以外はいない。少し、七海の様子を見つめることにした。


 七海「どうしたの?」


 七海は、私の違和感に気がついたみたいだ。


 私 「今、大丈夫?」

 七海「大丈夫だよ」

 私 「なんか、思いつめてるように感じたから」

 七海「全然、思いつめてないよ」

 私 「なら、よかった」


 思い違いだったらよかった。


 七海「やっぱり、真波はバスケ部だけあって上手いよね」

 私 「そりゃあ、みんなと一緒じゃあねぇ」

 七海「まぁ、そうなんだけど」


 スマホを置いた七海は、タオルを頭から被り動こうとしていた。


 私 「七海は、まだ動けそう?」

 七海「余裕だよ」

 私 「すごいね、まだ動けるの」

 七海「そう?だって優勝するんでしょ?」


 七海の言葉に、私はハッとさせられていた。

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