9月30日 1年前(開始)
思ったよりもテストは、簡単だった。こんなことを言ったら、点数が取れなかった人に怒られてしまうのかもしれないのだけど。特に、英語ができた感覚があった。最低でも85点くらいはあるだろうと考えていた。
ー 1年前 7月6日ー
ついに、球技大会当日を迎えた。颯希、七海とまさかバスケをする日がくるなんてな。私は、二人を見るといつもより緊張していることがわかった。部活動当日でも、こんなに緊張したことはない。抽選の結果、私たちは、一回戦で一年四組との試合に決まっていた。一年四組には、嶺井、田代、山本の三人がいた。本格的にバスケをするわけではない。今回のバスケの
試合時間は、15分間。コートに立てるのは、三人のみ。補欠と交代は可能というルールがあった。試合開始まで、残り1分。私たちは、アップをすませ椅子に座っていた。
颯希「真波、七海。頑張ろう」
私 「そうだね」
よくわからないけど、とりあえず頷くことにした。
七海「とりあえず、ボール持ったら、ゴール前までつなぐね
練習とは異なり、七海は、やる気で満ち溢れていた。すると、大きな笛が鳴る。私たちはコート内に挨拶をする。審判の先生は、再度ルールを説明し、ジャンプボールの準備をする。ジャンプボールは、私ではなく七海に任せることにした。試合開始の合図とともに、ボールが高く上がる。ボールに触れたのは、七海だった。七海が触れたボールは、颯希の方へと飛んでいく。颯希は、私にパスを出し、七海とともにゴール前へ走っていく。うん、いける!私はそう確信した。ドリブルをしながら、ボールを前へ進める。相手が1年生ということもあってか、あまりプレッシャーをかけてこない。颯希にパスを出すフェイクを入れた後、七海にパスを出した。こんなバスケットボール本番を意識しなくてもよかったが、まぁ勝つためだ。七海は、パスをもらってすぐさまシュートを打った。まさか、シュートを打つなんてな。私は、想定外だった。綺麗なフォームから、ボールはゴール一直線に向かって飛んでいく。ゴール奥のボードに当たることなく、直接ゴールに入ったのだった。ゴールが入った瞬間、体育館は大きな声で盛り上がったのだ。
私 「ナイスシュート!!」
七海「ありがとう」
ゴールを決めた七海は、どこか照れくさそうにしていた。このゴールで確信した。やっぱり、この子は只者ではないと。




