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日常で世界を変える(高田編)  作者: mei


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9月28日 1年前(怪我)

 テストが近づいていることは、みんなにどのくらい影響を与えているのだろうか?私は、クラスの変化に少しずつ気づき始めていた。もし、私が国公立クラスを志望していなかったら、このクラスには入っていなかった。そう思えば、偶然が偶然をよんで、みんなと会えていることになる。そう思うと不思議な感じがする。みんな一生懸命なのに対し、一生懸命になりきれない自分にどこか違和感を感じていた。仕方がないといえばそれまでになるけど。これが自分で決めた道かぁ。思わずため息が出てしまっていた。


 ー 1年前 7月5日 ー


 コート内には、颯希が入っていた。みんな楽しくバレーボールをしていたが私には、そう思える理由はなかった。


  七海「知ってるんだ?でも、スカウト来てる子が上手いっていうくらいだから、真波は相当上手いんじゃないかなって思ってるの?」

 私 「そんなことないよ。私は七海とか颯希みたいに才能ないから」


 正直言って、人のことを意識するほど余裕はなかった。


 七海「真波は、十分才能あると思うけどな」

 私 「そんなことないよ」

 七海「私は、勉強頑張れるけど、運動に関しては才能ないかな」


 ちょうど運動に関する話が出た。私は、すぐさま七海に中学時代のことを質問したのだった。


 私 「でも、中学校の時、関東大会出たんでしょ?」

 七海「うん。まぁ、ダメやったけどね」


 七海は、中学生の頃、長距離で関東大会に出場した実績があった。


 私 「陸上部のマネージャーになったのって、怪我したから?」

 七海「なんでそう思うの?」


 七海は、疑うように聞いてきた。

 

 私 「右足に手術の跡あるから、そうかなって」

 七海「真波は、よく見てるね。私、手術したなんて誰にも言ったことないから、びっくりした」


 少しこわばった表情から、少し柔らかくなって答えた。


 私 「あんまり聞かれたくなかったらごめんなんだけど。怪我したのって、市の陸上競技大会の時?」

 七海「そうそう。もしかして、あの時、真波いたの?」

 私 「うん。私は、足速くないから補欠で、外から見てたんやけど」


 そう考えると、私たちは中学生の時から顔を合わせていた。まさか、あの時私たちが2年後こうなるなんて想像できなかった。


 七海「そっかぁ。じゃあ、私たちあの頃から出会ってたことになるね

 私 「たしかに」


 七海も同じことを考えているようだった。

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