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日常で世界を変える(高田編)  作者: mei


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9月25日 1年前(練習)

 久しぶりに来た体育館は、あの頃と比べると少し異なってみえた。まだ、引退してから1ヶ月ちょっとしか経ってないのに。まさか、こんな風に思うなんて想像すらできなかった。喜早先輩、私のあとを引き継いだ新キャプテンは、中野未和だった。新チームは、決して強くはなかったが今自分ができることを着実にこなしているという感じがする。目標は、昨年の私たちの目標である県大会優勝を掲げている。当然、今のままだと無理かもしれないけど、これからどれだけ成長できるかにかかっている気がしたのだった。


 ー1年前ー


 七海「だって、知ってるっていったら、やらせるでしょ?」

 颯希「そりゃねぇー」

 七海「だから、やらんかったの」

 私 「それは、誰なの?」


 私も、颯希さんに負けじと、篠木さんをいじった。


 七海「高田さんまで、いじらないでよ」

 私 「ふふ。教えてよー」

 七海「聖徳の人じゃないから、いいでしょ」

 颯希「えぇー。気になる、気になる」

 

 矢田さんも会話に入ってきた。


 七海「ひみつー」


 篠木さんは、そう言って拾ったボールを矢田さんにパスをした。


 七海「颯希さん、バスケしないの?しないんやったら、私は帰るけど」

 颯希「わかったよー。バスケしーますだぁ」

 

 そう言って、矢田さんは、再びシュート練習を始めた。私と篠木さんは、ゴール裏の壁にもたれかけた。


 私 「篠木さんは、数学の勉強しなくていいの?」

 篠木「勉強とかおもしろくないし」


 そっかぁ。篠木さんって、私に似てるのかな?


 私 「あんだけ、矢田さんに言ってたのに?」

 篠木「だって、バスケもめんどくさいもん」


 まぁ、気持ちは理解できるな。私も、普段バスケをしているだけに空き時間までとは今は思わないね。


 私 「しかも昼休みだしね。篠木さんは、休み時間何してるの?」

 篠木「何してる?うーん。難しいな。そんななにもしてないけどね」


 何もしてないことはないと思う。


 私 「他のクラス行ったりしてない?」

 篠木「時々、行くかな」


 私は、この1学期に時々、どこか行くのを目にしたことがあった。


 私 「誰と会ってるの?」

 篠木「生徒会の人とか陸上部かな」

 私 「へぇー。そうなんだ。生徒会かぁ」


 矢田さんは、淡々とシュート練習を続けていた。 

 篠木「あんま、会いたいとかないけど。打ち合わせとか多くて」

 私 「篠木さんも、大変だね」


 思ったよりも大変そうに思えた。

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