9月20日 1年前(窓側)
七海「えっ、話したの?」
私 「うん。七海は?」
七海「私も話はしたよ」
私 「そうなんだ」
七海は、何を話したのだろうか?内容が気になるな。けど、そんな簡単には聞けないしな。
七海「どうしたの?」
私 「いや、どうもうしてないよ。それより、このノート」
カバンからノートを取り出した。
七海「あっ、これ私のやつ?」
私 「そうそう」
七海「懐かしいな」
私 「でしょ?ずっと持っててごめんね」
七海の方に差し出した。
七海「別にいいよ、全然」
パラパラとノートをめくっていく。
私 「そういえば、このノートってなんで借りたんだっけ?」
七海「あの日じゃない?」
私 「えっ、いつ?」
七海「あの、私たちが初めて深く話した日」
私 「全然思い出せない」
いつだっけ?私たちが初めて深く話した日って。
七海「えー!!覚えてないの?」
私 「うん。ヒントちょうだいよ」
七海「あれはね、、、、、、、、。2年の球技大会の日じゃなかったかな?」
私 「もしかして、メンバー決める日?」
七海「そうそう」
少しずつ、あの日の出来事が思いだそうとしていた。
ー 1年前 7月2日 ー
先生「じゃあ、バスケットボール大会のメンバー決めるよ。男子三人、女子三人の混合チームです。男子は、長居。女子は室屋。今から、話し合ってそれぞれ決めて」
室屋「じゃあ、女子は窓側に集まってください」
やる気がなさそうに女子がだらだらと窓際の席に集まる。クラス委員長の室屋が声をかけた。
室屋「まずは、立候補したい人いますか?」
矢田「私やりまーす」
いきなり、矢田が手を挙げた。
室屋「矢田さん、やる?」
矢田「やるやる。楽しそうやし。バスケ未経験やけど大丈夫かな?笑」
室屋「大丈夫でしょ」
苦笑いしながら、室屋が答えていた。
室屋「他にやりたい人いる?」
誰も立候補をしない。周りを見渡す生徒ばかりだ。誰も立候補しない現状にしびれをきらし、私は声を発したのだった。
室屋「バスケ部の高田さん、やってくれない?」
急に当てられたて、ビックリした。
私 「えっ‥‥‥」
室屋「ダメかな?」
室屋の早く終わらないかなと思わせる表情に困惑した。
私 「うーん」
矢田「やってよ、真波。私に教えてー」
私 「うーん‥‥。わかったよ。」
部活動でもバスケしてるのに、なぜ球技大会までバスケをしないといけないのか。こうした私の感情とは対照的に矢田は嬉しそうな表情をしていた。




