表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
62/80

8月31日 京都西高校

 こういうところから、サッカーの試合を見るのは初めてだった。いったい彼らは、どういう気持ちだろうか?スタジアムの内側には、たくさんの応援客で埋め尽くされていた。対戦相手の京都西高校の応援団には、200人くらいの人がいた。一方、私たち聖徳高校には、その倍となる400人くらいの観客がいるように感じた。緑色の芝生の上には、11人のピッチに立った人たちがいる。


 【聖徳高校】    【京都西高校】

  宝来海斗  FW 高木洋    FM

  中沢初登  FW 山本耕樹   MF

  井沢直木  FW 河合誠    MF

  辰巳慎之介 MF 仲本健治   MF

  工藤明弥  MF 樫本尚文   MF

  唐沢悠太  MF 道植真弥人  MF

  原田透   DF 山下典道   DF

  野木斗真  DF 河西大地   DF

  富山琉   DF 土橋優    DF

  相田成都  DF 若田郁    DF

  川上郡   GW 春本賢太   GK


 スタンドの最前列には、サッカー部の1年生が座っていた。私の左右は、美桜と藤岡が。聖徳高校の野球部である橘、橋本、定本、八幡、永谷ら10人近くの生徒が詰めかけている。今日は、来ていたがピッチには立っていなかった。結局、沢田は出るのだろうか?どうしたら勝てるのか?みんなそれしか考えていないと思う。けど、私は違う。試合終了のホイッスルが鳴った時、全員が悔いのない状態であってほしいと心から願っていた。

 一方、向こう側の京都西高校は、少ないけど熱狂的な応援する生徒たちがたくさんいるように感じた。向こうのチームカラーは、緑色。緑色に塗られた

旗が振られていた。喉が潰れるまで校歌を大声で歌っているみたいだ。試合開始まで、残り3分ほどだ。選手は、お互いの肩を組み何かを話しているみたいに感じた。聖徳高校ベンチの沢田は、なかなかベンチから出てくることはない。今か今かと私たちは、試合開始を待っていた。私は、美桜からメガホンを受け取り精一杯声を出した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ