8月19日 久しぶり
寺崎「久しぶり、元気だった?」
私 「うん。ごめんね、予定変えてもらって」
ホントは、もっと早く会う予定だったが、千葉に行っていたこともあり、美桜と会うのが今日になってしまったのだ。
寺崎「いいよ、全然。そんなに忙しくないし」
私 「そうなの?」
寺崎「うん、全然大丈夫」
美桜はいつもと同じように、話してくれていた。
私 「何してたの?」
寺崎「私は、勉強かな。後は、お祭り行ったぐらい」
私 「そうなんだ」
たしかに、ここ最近お祭りをしていたイメージはあった。千葉にいた時も七海や八幡から誘いの連絡はあり、行こうか迷っていた。
寺崎「真波は?」
私 「私は、おばあちゃんの家に行ってたの」
寺崎「そうだったんだ。どこにあるの?」
意外とサッパリとした返事だった。てっきり、もっとリアクションがもらえると期待していただけに、なぜかガッカリしていた。
私 「千葉」
寺崎「へぇー。そうなんだ。何してたの?」
私 「親戚の子が同じ高校3年生なんだ」
ようやく表情が変わった。
寺崎「そうだったんだ。楽しそう」
私 「そうね。久しぶりだったし」
寺崎「私も帰りたいなぁ」
願望なのだろうか?それとも気分なのだろうか?私にはわからなかった。
私 「美桜は、どこなの?」
寺崎「私のところは東京かな」
私 「東京かぁ。少し離れるね」
そう言えば、昔、東京に友だちがいると言っていた。あれは、そういう意味だったのだろうか。
寺崎「そうなのよ。親も働いてるから」
私 「なかなかいけないね」
寺崎「うん」
たしかに、美桜の家は、なかなか帰ってこない。いつも21時くらいらしい。夕食は、自分で作ることもしばしばあるとか。
私 「大学受かったらいけるよ」
寺崎「そうだね。それまで勉強しないと」
私 「頑張ろうね」
みんなと一緒に頑張れたらどれほど楽だろうか?
寺崎「真波は、どれくらい勉強してるの?」
私 「私は、そこまでできてないね」
寺崎は、充実した夏休みは、おくれている様子だった。模試の成績もよかったらしく、本人の想定通りの計画で勉強も進んでいるみたいだ。私は、美桜じゃないからわからないけど、思い通りにいかないのは嫌いみたいだ。特に、勉強においては正解があるという意味においても間違えたくないという気持ちが強いみたいだ。




