8月17日 最終日
有美と最後の会話になった。思ったよりも、千葉の居心地がとてもよかったことがみに染みた。
私 「じゃあ、そろそろ行くね」
有美「楽しかった?」
私 「めちゃくちゃ楽しかったよ」
本当にいろんなことを考えされた時間だった。
有美「よかったー。また、来てよ」
私 「もちろん。次は、冬に行きたい」
次の長期の休みは年末年始になるだろう。
有美「勉強しろって言われるんじゃないの?」
私 「言われそうだな。でもねー」
有美「嫌なんでしょ?」
なんとなく有美は、私のことを理解してくれてるみたいだった。
私 「そうなのよね」
有美「私でよかったら、いつでも相談してよ」
私 「ありがとう。助かるよ」
普段は、連絡しないけど、これからはもっと連絡してみようかなと思った。
有美「でも、大変か?」
私 「そうなのよ。でも、今回有美とか古屋の話を聞いて本当に学びになったよ」
これは、本心だった。
有美「それは、私もだよ」
私 「えっ、そうなの?」
意外だ。
有美「うん。私も高校生活に飽きてたからね」
私 「順風満帆に見えるけどね」
有美がそんな風に考えているなんて想像もつかない。
有美「そうでもないよ。何となく学校行って、このまま大学進んで、働いていいのかなって思ってるよ」
その通りだ。
私 「そうなんだね」
有美「でも、思っていてもね。できないことはできないし」
私 「珍しいね。そう言うなんて」
弱気な有美は、あまり見たことがない。昔から、できないことがあっても果敢に挑戦するのが有美のイメージだった。
有美「そうかな?」
私 「そうだよ」
有美「私も話したいことまだまだあるんだ」
私 「えっ、そうなの?」
そっかぁ。やっぱり、私は、有美のことを知っているようで知らなかったんだ。もっと、知らないといけないんだ。
有美「うん、時間なくてなかなか言えなかったけど」
私 「ごめんね、私ばっかりで」
有美「ううん、大丈夫。今度聞いてくれたらいいよ」
優しい。
私 「わかった。じゃあ、また今度」
有美「頑張ってね」
私たちは、お互い手を振りながら、距離が離れていくのを感じていた。
私 「バイバイ」
有美「バイバイ」
私たちは、千葉から実家に戻っていくのだった。




