10月8日 1年前(謝罪)
このまま、みんな志望校に受かればいいんだけどな。そんなにあまくないのはよくわかってるけど。特に、野球部の健太郎やサッカー辰巳なんかはよく勉強してるから、その成果が出てくれたらな。自分の才能の使い方をよく理解できていない。
ー 1年前 7月6日 ー
1点が入ったとはいえ、まだ私たちが勝っている。私は、そう考えていた。試合が再開し、ボールは私の元へとやってくる。ドリブルをしながら前に進む。今だと、七海の方がフリーになるかな?そう思った次の瞬間、ポールを渡したのだった。ポールを受け取った七海は、ドリブルをする。すると、横から大野がやってくる。ヤバい、、、、、。私がそう思った瞬間、七海がこけてしまったのだ。どうやら、ボールをとろうとした大野の手が目に触れてしまったのだった。大きな笛の合図とともに、七海はこけてしまった。
颯希「大丈夫?」
真っ先に七海のところに向かったのは颯希だった。慌てて、私も七海のところへ向かう。しかし、七海は、しばらく動けなかった。体育館で見ていた生徒は静まりかえった。
先生「少し、休憩しようか。みんな少しどいて」
審判をしていた先生は、2分の休憩時間を指示する。そして、保健室の先生が近づいてくる。
私 「室屋、準備して」
七海が出られないことを想定し、私は室屋を交代の選択肢として考えた。保健室の先生に目の検査をされながら七海は答えている。颯希は、七海のサポートをしていた。私は、ベンチに座っているとゆっくり近づいてくる。あれは?同じ体操服を着た人物。目の前に現れたのは優衣だった。
優衣「真波」
私 「ん?」
優衣の目は、いつもとは違った。
優衣「真波、私たちが勝ったら、謝ってよ」
私 「えっ、何を?」
何を言ってるか全く理解ができなかった。しかし、優衣が怒ってるのはわかる。
優衣「あの日、来なかったこと」
私 「それ、関係ないし。なんで謝らないといけないの?私、悪くないでしょ?」
まさかねぇ、、、、、。この話が今出るとは。
優衣「私は、真波が謝るまで一生許さないから」
眉間にしわを寄せて、優衣はチームメイトの方に戻っていく。何がしたいのだろうか?私は、よくわからなかったが今は、バスケの試合の方が優先だ。倒れた七海は、準備をしていた室屋を制して、再びコートへ行ける合図を出したみたいだった。




