増える仲間
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前回のあらすじ
リーリャさんとの別れと、いつもの日常
それから、国の復旧が行われた。俺達は、事件の中心にいた為色々な経緯を聞かれた。そこで、市民が爆発する可能性があると言った瞬間大慌てになった。
レヴィアタンが、いなくなったとはいえその魔法までもが完全に消えたとは安易に考えられず魔法が得意なフィーリア、ルシフェル、王宮魔術師達とノートが協力して探知魔法を使った。ちなみに、ノートは魔力補充係だ。
探知した結果、爆発する可能性はなくその過程で未だに見つけられていなかったナタの妹のミアも見つかり2人は涙を流しながら抱き合っていた。
その光景を、見て本当に良かったと思いながら俺達は復旧の手伝いをした。
1週間が経ち、
大体の復旧が終わり、俺達がこれ以上手伝わなくても大丈夫だとロイに言われた。
その時に、来年こそは最後まで闘技祭をやるからまたぜひ出たほしいと言われ俺を含め出ていたメンバー全員絶対に出ると言った。
ナタ姉妹はこれから、どうするのかと聞くとミアはお世話になっていた間にメイドに憧れたらしくナタに内緒でメイド見習いになっていた。
その行動力に、ナタは驚いていた。ナタは、何かに悩んでいるような素振りを見せているとミアから
「私はもう大丈夫だから。お姉ちゃんはお姉ちゃんの人生を歩んで」
何故あの歳で、そんな深い言葉を言えるのか不思議だったがその言葉で決心したのかナタは俺達について行きたいと行った。なんだかんだ、この復旧の日々でみんなと仲良くなっておりみんな賛成だった。
「ちょっと待った!私も付いてきます!」
そこに、第一王女のミミ様が大きな声で宣言した。これには、ロイも驚き訳を聞くと
「あの時、朱堂様に助けられてからこの胸の高まりが収まらないんです!きっとこれは恋です!だから、離れ離れになりたくないので私もついて行きます!」
ミミ様の大胆な告白に俺達は、ポカーンとなりそんな中ミミ様は言ってやったと胸を張っていった。
ロイが、これに何て言うのかと思っていたら
「うっうぅ」
何故か涙ぐんでいた。
「遂に、娘にも春が」
泣きながら喜んでおり、世のお父さんなら反対する所を逆に歓迎していた。
「娘の事をよろしく頼む」
ロイがそう言うと、固まっていた朱堂が再起動した。
「ちょっと!待って下さい!!いきなりそんな事言われても!」
「朱堂様は、私がついていくのは嫌ですか?」
「いや、そんな事は」
上手いなと思った。しっかりと朱堂の性格を把握していた。弱い部分を突かれ
「では、ついて行きますね!」
完全に流された朱堂だった。流石に1週間でここまで把握はされないだろうと思っていると、ミミ様は皇と赤城の元にいきハイタッチをしていた。
どうやら、情報が漏洩していたらしい。まぁ、別に悪い事ではないので俺も特に反対せず後は当人達に任せる事にした。
ナタとミミ様が仲間に加わり、5日後にこの国を出ることになった。
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