覚醒するEXスキル
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前回のあらすじ
フィーリアが覚醒した!!
フィーリアが覚醒した同時刻ベルゼブブとレヴィアタンも感じ取っていた。
「この圧!!まさか!覚醒したのですか!!」
「まさか、この土壇場で覚醒とは面白い嬢ちゃんだ」
「こっちに、向かってきますか・・」
話している間に、こっちに向かって来ていた。
ドガァン!
勢いよく地面に、着地するとそこに大人っぽくなったフィーリアが現れた。張り詰める空気の中、
「・・・・」
フィーリアは、祥太の方を向くがスルーしレヴィアタンを睨んだ。
「こっちですか!?暴走状態みたいですが、無意識的に彼の事を認識しているとでも!!」
フィーリアは、踏み込みその脚力でたった一歩でレヴィアタンとの距離を詰めると渾身の右ストレートを放った。
「くっ」
パンっ!
レヴィアタンは、避けようと手を叩くが能力が発動せずモロにくらった。
「なっ!ぐばっ!!」
物凄い勢いで飛んでいき、家を何十軒と貫通しながら止まった。
「うわ〜えげつな」
率直な感想を、言うと瓦礫の中からレヴィアタンが出てきた。
「魔力支配ですか・・相変わらずインチキなスキルですね」
「そういうお前の能力も大概インチキな だと思うけどなっ!」
「このっ!またですか!!」
レヴィアタンが手を叩くが、転移する事はできず何とか飛んで回避行動をするが足を持ってかれた。
「ふ〜ごち」
「ふん!」
何か回復系の能力を使ったのか、足が生えてきた。
「はぁ、はぁ、ならほど、今はまだ体内の魔力は支配できませんか」
「そうみたいだな。だけど、この2対1の状況で勝てると思っているのか?」
「そうですね〜左前には覚醒した魔王、右前には暴食之王であるベルゼブブ。多勢に無勢、絶対絶命のピンチってやつですね・・・ふふ、ふふふ、あははは!!!」
レヴィアタンはいきなり高笑いを始めた。
「何だ?遂に頭おかしくなったか?」
「ある意味おかしくなったのかもしれませんね!!!この絶対的ピンチ!!私が、嫉妬した物語の主人公達も味わっていました。それを、今まさに体感できている事に興奮しているのですから!!」
「そこまでいくと、筋金入りだな」
「何と言われても結構!!私は今!!!感動しているのですから!!!」
レヴィアタンが、興奮していくにつれて魔力が高まっていくのを感じた。
「なんだ?奴の身に何が?」
「・・・・・」
「嗚呼!!私は今!!!物語の中にいる!!!EXスキル!!物語の侵蝕!!」
「これは!!」
レヴィアタンが、EXスキルを発動した瞬間、スキルが周辺を飲み込んだ。
「覚醒させたのか、EXスキルを」
EXスキルは、どれも強力な力を持っており。あるだけで、勝ち組だ。そんな中、稀にEXスキルを覚醒させる者がいる。覚醒したEXスキルは、世界に影響を与えるほど強くなる。
現にレヴィアタンのスキルによって、今いる場所は先程までいた場所ではなくなっている。
「これが、覚醒した力!!!逆境からの覚醒までするなんてまるで私はこの物語の主人公ではないですか!!!今なら負ける気はしません!!さぁ、いきますよ!!」
調子に乗ったレヴィアタンによって、戦端は開かれた。
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