皇対リリア
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「さぁ、本日最後の試合です!!!!対戦カードは!!日から魔法と回復魔法を巧みに扱い持久戦において負ける事なし!!!その耐久で予選も突破した!!スメラギーー!!!!その相手は、なんと現役の王族である王女様が賛成だーーー!!!予選ではこちらも剣と魔法を巧みに扱い他者を圧倒していた!!!王族がこんなに強くていいのかーー!!この国の将来は安寧です!!リリアーーーー!!!!」
遂に同じパーティー同士のぶつかり合いが発生した。
「初めてだね。こうやって対面するのは」
「そうですね。いつもは、横にいるか後ろにいましたから」
「でも、今回はお互い全力で戦おう」
「もちろんです。こうやって本気で戦う機会なんてそうそうないですからね」
「さあーー!皆様!お待たせしました!!試合の開始です!!」
カンっ!
「閃光!!」
最初に仕掛けたのは、リリアだった。強烈な光で皇の目を潰し接近して終わらせる気でいたのだが
「回復」
皇は、自分の目に回復をかけ即座に視力を回復させ対応した。
「そう、簡単に勝たせてはくれませんか」
「当たり前よ、あまり舐めないで。今度はこっちから!光の矢!!」
リリアに向かって光の矢が上から左右から向かってきた。それを、剣で弾くと
「お返しよ」
その瞬間、強烈な光がリリアを襲った。
「あーーー!!!とまたもや強烈な光がリング上に!!スメラギ選手やり返した!!!リリア選手はまともにくらってしまった!!!さぁ、ここからどうする!!」
「光の鎖」
目の回復していないリリアに追い討ちをかけるように光の鎖で動きを封じ、リリアそれを避ける事が出来なかった
「これで、終わりよ。流星」
皇が、手を銃の形にして魔法を使った。その人差し指から、大質量の光の光線が飛び出した。それは、スキルの名の如く流星のように光輝いてリリアの元に飛んでいった。
「これはまだ、教えても見せてもいませんでしたね」
リリアは、目を瞑ったままその場に立ち
「EXスキル王族の盾!」
スキルが発動した瞬間、リリアの前に透明な盾が何枚を重なり出てきた。
皇の流星は、1枚目の盾を破った所で消えた。
「いつの間に、EXスキルなんて取得していたのよ」
「つい最近ですよ。なので、教えず奥の手に取っといたのですが。流石ですね、まさかもう使わされるなんて」
「こっちだって、自信のある技を塞がれたのはびっくりよ」
「何と、両者の大技が炸裂!!!ピンチだったリリア選手を透明な盾が救ったーーー!!!!決着がつくかと思われたがリリア選手奥の手でピンチを脱した!!!!」
「仕切り直しね」
「えぇ、ここからが本番です」
リリアが、突っ込み皇が魔法を撃ち対抗。お互い一歩も引かない戦いだった。
お互いが決め手にかけるのか勝負は持久戦に持ち込まれた。
魔力が切れかけ肩で息する皇と、体力を消耗し疲れているリリアがリング上にいた。
「さぁーーー!!!そろそろ勝負がつきそうです!!お互い死力を尽くして戦っております!!先にどちらの身体が地面につくのか!!!」
「これで終わらせる!!」
「これで決めます!!」
2人は同じタイミングで駆け出すと、
「やぁーーーー!!!!」
「はぁーーーー!!!!!」
2人が駆け寄り、あと残り10メートルという所で
「流星!!!」
「王族の盾!!!」
最後の力を振り絞り、スキルを発動させた。
盾が脆くなっていたのか、1枚2枚と割れていき最後の盾に到達し、ヒビが割れ始めた所で皇の魔力が底をつき気を失った。それと同時に、盾も消えるとリリアもまた気絶によりリング外に出された。
「こっこっこれはーーーーー!!!!!両者同時にダウン!!!よってこの勝負引き分けです!!!」
わぁーーーーー!!!!!
互いに死力を尽くし戦い、最後の最後まで全力でぶつかりあっていたその姿に観客は大興奮。歓声がやり止まなかった。
「素晴らしい戦いでした!!!熱い戦いの後にまた熱い戦い!!今回の闘技祭は素晴らしい盛り上がりを見せています!!!それでは、特別ゲストの2人にも感想を聞いてみましょう!それでは、まずアレク様から」
「いや、ここまで熱くなる試合は稀だからね。闘技祭に出てくれた選手には感謝しかないよ。このまま、盛り上げていってくれると嬉しい」
「そうですね!ここにいる観客も今回熱い戦いを見せてくれた選手には感謝しているでしょう!!それでは、次にミミ様」
「今回の試合は全て違って見所のある試合ばかりだったのでとても素晴らしかったです!」
「ミミ様もどうやら興奮している様子!いかに盛り上がったか分かりますね!!」
「次も期待しています!!」
「アレク様、ミミ様今日はありがとうございました!!本日の試合はこれで以上となりますので、皆さんお気をつけてお帰り下さいね。そして、明日に備えてゆっくり寝るように何故なら・・・・明日も試合があるからだーーー!!」
うおーーーー!!!!
こうして、トーナメント1日目ほ大盛況で幕を閉じた。
???視点
「いい盛り上がりかたですね〜!!このままいけば最高の負のエネルギーが集まりそうですね〜!!」
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