闘技祭の始まり
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闘技祭当日、ビスート王国は盛り上がっていた。街のいたるところで、出店が開かれみんな楽しそうだった。
「あ~俺も出たかったな~」
「我が儘言わないで下さい」
現在、お昼の買い出しとしてサーヤと二人っきりでお出かけ中だ。
「でもよ~こんなに楽しそうで、あいつらもなんだかんだ自分の実力をぶつける事ができるって楽しそうだったし」
「そうですね。皆さん優勝する気満々でしたね」
適当に雑談をしながら、歩いていると
「気づいてるか?」
「もちろんです。後ろに2人、横に2人って感じですね」
「流石だな。脅迫の事と関係あると思うか?」
「それしかないでしょうね」
撒くかこのまま泳がせておくからどちらにしようか考えていると
「あっ!昨日のお兄さん!」
「ん?君はミアちゃん」
運がいいのか悪いのか、昨日の姉妹と再会を果たした。
姉の方を見ると、昨日とは違った格好で戦う姿だった。
「もしかして、闘技祭に出るのか?」
「えぇ、妹を守る為にね」
そう言ってミアちゃんの頭を撫でた。ミアちゃんは、気持ちよさそうに目を細めて頭を撫でられていた。その光景に癒されていると
「そういえば、まだ自己紹介してなかったね。私はナタ、よろしく」
「俺は、祥太だ。で!こっちは」
「サーヤの申します」
「こちらこそよろしくな。多分うちの仲間と戦う事になると思うけどよろしく」
「そう、あなたの仲間も出るんだ。・・・なら、早いとこ棄権をお勧めするはわ」
「ん?どういうことだ?」
「それは、・・・言えない。じゃぁね」
「またね〜、お兄ちゃん!お姉さん!」
気になる言葉を残して、姉妹は闘技祭の会場に向かっていった。
「どうやら何か訳ありらしいな」
「そうですね。それに、この闘技祭平和には終わらなさそうですね」
「あぁ、とりあえず尾行者は放置してみんなの所に戻るぞ」
「はい」
それから、みんなの所に戻りこの大会平和に終わらなそうだから棄権したい奴いるか?と聞いたら全員が首を横に振った。かかってくるなら来いと、逆にやる気を漲らせていた。
闘技祭は、まず最初に予選のバトルロワイヤルで2人まで減らす。そこから、トーナメント形式というよくある形だった。
俺と赤城とサーヤは、客席の方に行きみんなの勇姿を見届ける事にした。
リリアの知り合いという事で、VIP席を用意してくれたみたいで完全に個室で周りには人がおらずとても過ごしやすかった。席に着くと
「本当に赤城は出なくてよかったのか?」
「いいのよ。もし何かあった際動ける人が少しでも多い方がいいでしょ」
「まぁ、赤城がそれでいいならいいけど」
そしてついに、闘技祭が始まった。
「さあーーーー!!!!皆さん!!お時間となりました!大変長らくお待たせいたしました!これより、第15回闘技祭開始します!」
司会の人から、開始宣言をされ会場は観衆の声で揺れた。
「これは、凄いわね」
「あぁ、とんでもない盛り上がりかただな」
「さぁ、まずは!予選Aブロックの出場者の入場だーー!!」
中央にある、四角いリングに続々と参加者が上がっていった。
「おっいたいた、Aブロックにいるのは、ノートと加藤か。他にチラホラ強そうな奴もいるな」
「それでは!!!!!試合開始!!」
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