闘技祭と姉妹との出会い
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俺達は、ビスート王国に向けて出発していた。
「凄い、大所帯になったよな」
一番後ろを歩きながら、隣にいたフィーリアに話しかけると
「・・・・全員あなたを中心にして集まった。凄いのはあなた。人を惹きつける何かを持っている」
「そんなものがあるなんて、実感できないけどな」
「・・・周りのみんなが知っている。それでいい」
「確かに。それで十分だな」
そこで、会話は終わり沈黙の時間が流れたが全然苦痛ではなくむしろ心地よかった。そんな空気に割って入るように
「あ~!!なに二人でいい空気作ってるのよ!」
皇が俺達に気付き声を上げた
「・・・ふっ、」
「あ!?今鼻で笑った!上等よ!ここで白黒つけてあげる!」
「・・・ボコボコにしてくる」
「ほどほどにな」
俺は、苦笑しながらフィーリアを送り出した。
最近では、二人の喧嘩を見るのがうちのパーティーの風物詩になっていた
そんな平和な日々を過ごしながら、特に何事もなく俺達はビスート王国に着いた。リリアが門にいた兵士に訪問しに来た事を伝えると兵士は慌ててどこかに行くと隊直ッぽい人が来た
「すみません、今移動手段をご用意しますので少しここでお待ちください」
「分かりました、突然の訪問なのに迅速な対応ありがとうございます」
俺はここに来て、横を通っていく獣人を見て感動していた。特に猫の獣人を見た時は思わず走りだそうになるのをこらえたぐらいだ。俺は向こうでは、猫が大好きだったのだ。
俺が眺めているといつの間にか時間が経っていたのか馬車が到着していた。馬車にのると、城に向かい始めた。
それから、とんとん拍子で謁見することになり現在虎の姿をした王様と顔を合わせていた。
「俺はビスート王国の王をやってる ロイ・バスタークだ。今回同盟を結ぶために来たというが我々は弱い奴と組むつもりはない。なので、三日後に開催される闘技祭でそちらの誰かが優勝できたら同盟を結ぼう。この条件は変えるつもりはないからな」
「分かりました。それにこちらだって、最強の人がいるんです!絶対に負けません!!」
「ふふっそれは楽しみだ」
それで、謁見は終わり俺達は闘技祭に出る事になった。
それから、また城でお世話になることになり自由時間となった為俺は街に行ってみる事にした。いろんなお店を見ながら街の中を散歩していると誰かとぶつかってしまった
「きゃあ!」
どうやら小さい女の子にぶつかってしまったらしい
「大丈夫?」
俺はかがみ女の子に手を差し伸べた
「ごめんなさい」
「怪我はない?」
「ないです!」
女の子には猫の耳がついており、癒されていると
「ミア~!!走っちゃダメでしょ」
「あっお姉ちゃん!」
「すみません。お怪我はないですか?」
「自分は大丈夫ですよ」
お姉ちゃんと呼ばれた女の子が、近づいてきてこっちの心配をしてくれた。
「それなら、よかったです。うちの妹がすみません」
「子供が元気な事はいい事ですから。全然、気にしてませんのでそれじゃあ」
二人とも猫耳をした可愛い女の子だったので、目の保養になったので俺はご機嫌にその場を離れた。俺がその場から去った後
「あの、お兄ちゃん、とても優しかったね!」
「そうね、でも世の中ああいう人ばかりじゃないから今度からはしっかり前を見てね」
「うん!あの人も今度やる闘技祭に出るのかな?」
「どうだろうね?・・・・誰が相手だろうと負ける事は出来ない。ミアの為にも」
「何か言った?お姉ちゃん」
「ううん、何でもないよ。行こうか」
「うん!」
二人の姉妹は、人ごみの中に消えて行った
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