新たな目的地
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俺達は部屋に戻る途中で、皇、赤城、リリアさんが部屋の前に居て何か話があると言う事で一緒に部屋に入った。
部屋の中に入り、各々席に座ったのを俺は見回して改めて女性比率が凄いのとみんな美人や美少女ばかりで、こんな所に自分がいるなんて向こうでは想像もしなかったなと少しセンチメンタルになっていると
「皆さんに、聞いてほしい話があるんです」
リリアさんが、よく通る声で話し始めた
「今回は私達が来たのは、もう皆さん知ったかと思いますが他国と同盟を結ぶ為に来ました。無事に、結ぶ事はできたのですが、この先他にもトラブルに巻き込まれてしまえばいつか勇者様方に犠牲者が出てしまうと、朱堂様と話し合い我が国に返すことになりました」
リリアは、そこで俺を見て
「そこで、ここからが本題なんですが。次に向かう為の護衛としてショウタさんのパーティーを雇いたいと思ってます。どうでしょう?」
「いいんじゃないか?みんなはどうだ?」
「・・・・構わない」
「私もいいと思います」
「旅の仲間が増えるのは賛成です!」
「鍛えがいがありそうね」
「これはまた、面白くなりそうじゃ」
「早速仲間が増えたわね!」
「これは、メイドとして働きがいがありそうです」
反対する者はおらず、賛成ということなので
「そういうことだ。その依頼受けよう」
「ありがとうございます!」
「それで、誰がここに残るんだ?」
「まず、私と朱堂様、加藤様、リカさん、レナさんのみです。この4人は、勇者様方の中でも群を抜いて強いですから」
「なるほど、その4人なら大丈夫そうだな」
納得の行く、メンバーだったので安心した。
「俺達はいつでも出発できるけど、いつこの国を出るんだ?」
「明日には、ここを出たいと思っています。状況はそこまで良くないみたいですから」
重い空気が、漂っていると
「・・・・大丈夫。私達は強い」
フィーリアが、そう言うと重かった空気が軽くなり笑顔が見え始めた。
(ほんと、この中で1番しっかりしているのはフィーリアだよな。みんなの事を良く見てしっかり考えてる)
「そうだ、次の行先は何処なんだ?」
「獣人達の国、ビスート王国です」
獣人と聞いて、こっちに来てから一度も見ていなかったので少し楽しみだった。
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