起きた後
アクセスありがとうございます!
今回短いです!すみません!
身体を起こそうとすると、激痛が走り起き上がる事ができなかった。
「いった〜!!」
痛みで叫び声を上げると、いきなり扉が開きフィーリアが部屋に勢いよく入ってきて飛びついてきた。
「ど、どうした?!それよりもそんなにキツく抱きしめられると痛いんだけど」
「・・・・・」
何も言わないフィーリアは、何故か徐々に力を入れはじめた
「あっちょっと!いたい!いたい!いたい!」
「フィーリアさん、その辺にしとかないとまた気を失ってしまいますよ」
ルシフェルが、いつの間にか入ってきていたらしくフィーリアを注意した。
「・・・それはいけない」
ようやく、痛かった抱擁から解放された。
「朝から騒がしいわね、全く」
「此奴の場合は寝過ぎだと思うがのぅ」
「寝坊助さんですね!」
俺が息を整えている間に、全員が部屋に集まっており各々好き勝手に過ごしていた。
「それで、俺はどうしてここで寝ていたんだ?」
「・・・覚えてない?」
「記憶が曖昧で、上手く思い出せない」
「ショウタさんは、魔人の1人強欲のマモンと同郷の勇者道本アツシと相対しました。そして、マモンによって皇さんが道本に連れてかれてしまうというところで」
「ほうだ!皇!無事なのか!」
俺の質問に、誰も答えず沈黙が部屋を包んだ。
「ま・・さか」
俺が絶望しそうになっていると
「立花くんが起きたってほんと!」
「梨華、少し落ち着きなさい」
元気な様子の、皇が部屋に入ってきた。俺は、みんなの反応から連れてかれたものだと思ったいたので驚き固まった。
「あれ?これは、どういう空気?」
「はぁ〜、みんな悪ノリが過ぎますよ」
皇は分かっておらず、赤城は周りを見てなんとなく状況を察したのか注意をした。
「お前らな〜流石にたちが悪いと思うぞ!」
俺が怒ると
「ちょっとした仕返しよ」
「なんの?」
「あなた、1週間も寝ていたのよ」
「・・・え?」
それから、1週間の間に何があったのかをアリシアから聞いた。
フィーリアとベヒモスのおかげで暴動は収まったが、少なくない帝国市民が犠牲になった。
「・・そうか」
「あなたが、落ち込む必要はないわ」
アリシアに、そう言われたが死人が大量に出た事は心に重くのしかかった。
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