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勇者ではなく英雄に  作者: fusaberu
帝国内乱
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一夜明けてからの再会

アクセスありがとうございます!

時は少し戻り


牢屋にたどり着いた俺達はサーヤさんを探すがどこにも見当たらず、それどころか見張りの兵士もいなかった。


「なぁ、さすがにおかしいよなこの状況」


「そうね、これ以上ここにいても意味はないからフィーリア達に合流しましょう」


そう言う、アリシアの顔には少し焦りが見えた。


「大丈夫だ。サーヤさんは無事でいるはずだ。アリシアを誘き出すためにな。闇雲に探すより今回の元凶に直接聞いた方が早いはずだし、行こう」


「うん、分かったわ。今は一刻も早く見つけて保護することが大切だものね。焦っているひまなんてないわね。急いで、行きましょう」


俺達は、バルトの部屋に急いで向かった。部屋に近づくと、フィーリア達が来ているはずなのに物音が一切せずシーンとしていた。


俺達は、向かいながら


「何が起きてる?何で戦闘音の一つもしない?」


「分からないわ。とりあえず急ぎましょう」


「あぁ、分かった」


胸がざわつく嫌な予感を感じながら、部屋に突入した。


「・・・は?」


目に飛び込んできたのは、地に伏せるフィーリア達そして、その前にいるサーヤさん。そして、それを見て笑っているバルトだった。


そこで、俺の意識は弾け飛び感情だけで動き始めた。


「コロス」




クラスメイトチーム


「しつこいわね!」


「そうね、倒しても倒しても湧いてくる」


「ごめんなさい。私が戦えれば少しは楽になるのに」


「大丈夫です。後ろから、指示をもらえるだけで助かっています。実際それがなかったら私達はもっと早くにスタミナが切れていたと思うし」


「そうですよ。だこら、そんなに落ち込まないで下さい。それよりも今は、早く辿り着くことだけを考えましょう」


「そうね。ありがとう」


この連戦の戦いで、3人の絆が深まり雰囲気は良くなっていた。


「それにしても、こんなに音を立てているのにどうしてみんなは気づかないのかしら」


「多分、部屋に遮音の結界が張られているんでしょう。だから、外の音は部屋の中にいる人達には聞こえない」


「なるほど。それじゃあ音に気づいてもらうって事は諦めて方がいいみたいね」


皇達は、なんとか部屋の前まで辿り着いた。しかしそこには、遮音の結界の他にも出入りをできなくする結界が張られていた。それも強力な。


「嘘でしょ。これは、壊れない」


「相当な術者が張ったみたいですね」


「もう、目の前にいるのに」


部屋の前で詰み掛けた時、ある方向から爆発的な魔力の嵐が飛んできた。


「なっなに!?」


「物凄い魔力よ」


皇や赤城が魔力に驚いていると、アリサは結果に揺らぎが生まれたことに気づき


「ここで、役に立つ!」


魔力を集めた拳で結界を思いっきり殴り、結界の中に流れている魔力をぐしゃぐしゃにすると結界は維持する事が出来なくなり崩壊した。


パリン!


「うそ!」


「凄い綺麗だった」


「この魔力は・・・きっと。ごめん、後は2人に任せるね!ショウタがヤバいみたいだから!先に行ってる。後ですぐにおいでよ!」


そう言って、アリサは魔力が飛んできた方に向かって走った。


「あ、ちょっとアリサさん!?行っちゃった」


すでに、姿は見えなくなっていた。


「私も行きたかったのに」


「ダメよ、梨華。とりあえず済ますことをすましてから行きましょう」


「はーい」


中に入ると、クラスメイト達が全員集まっていた。


「梨華!玲奈!無事だったか」


朱堂くんが、最初に話しかけてきて次にリリアが2人まとめて抱き寄せた。


「リカちゃん!レナちゃん!無事で良かった!」


「わぷ!」


「きゃあ!ちょっとリリア!」


「良かった、本当に良かった」


リリアにとっては、初めての同性の友達の2人。2人が巻き込まれたと聞いて、夜も全く寝れていなかった。


「ただいま、リリア」


「ただいま」


「おかえりなさい。2人とも」


クラスメイト達がいる中3人の空間が出来上がっていた。



最後まで読んでいただきありがとうございます!


少しでも興味を持った方、続きが気になった方は


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