バルトの正体?
アクセスありがとうございます!
朝日が登る前に全員起床し、帝国を目指した。
「よし、壁を超えて城まで一直線に行くぞ!」
俺達は、城壁を超え一般市民にぶつからない様に屋根を飛んで移動した。
城壁が見えてくると、その上に兵士が配置されていた。
「来たぞ!障壁を展開!」
隊長格の兵士が周りに指示をすると、城の周りに半透明の壁が作られた。
「・・・任せて。魔力支配」
フィーリアの魔力支配によって人が通れる分だけの穴が開いた。
「なに!?どうなっている!」
「分かりません。一部分だけ制御が奪われています!」
「くそっ!とりあえず、空いた穴に向けて攻撃しろ!そこから入ってくるんだ、一網打尽にしてしまえ!」
正面から色んな属性の魔法が飛んできた。各自で対応しダメージ覚悟で突っ込もうとしたら
「我に任せよ」
ベヒモスが、一番最初に穴に入り
「部分龍化」
腕だけを龍化させると、驚異的な硬さで魔法を全て受けた。煙が晴れるとそこには無傷のベヒモスがいた。
「ふん、この程度どうということもない」
「次!早く撃て!」
「今度は私の番だね」
ノートは、身体強化をすると拳を強く握り魔法を撃とうとしている兵士に向かって拳を振った。
「はぁあ!」
「うわぁぁぁ!!!」
兵士は拳圧によって吹き飛び魔法が飛んでくることはなかった。
「今だ!行くぞ!」
俺達は無事に城の中に入る事が出来た。
「それじゃあ、別れるぞ。絶対に死ぬなよ」
それから、チームに別れそれぞれの目的地に向かった。
サーヤ救出チーム
「ノートちゃん、なかなかいいパンチ放つわね。今度手合わせしてみたいわ」
「それ、いいな。ノートのいい勉強になる。まぁ、それもこのごたごたが片付いてからだな」
「そうね。そのために、早く終わらせましょう。牢屋はこっちよ!」
クラスメイトチーム
皇視点
「アリシアさんの、話があってるとするとここをまっすぐいった先にある会議室に集めらる可能性が高いらしいけど」
「これはどうやら正解みたいね」
アリシアさんの予想では、勇者という脅威はできるだけ遠くに隔離するって言っていたけど本当にあっているなんてね。
沢山の兵士が待ち伏せしており、誰だろうと通さないという意思を強く感じる。それでも、もしかしたら通してくれるかもと思ったが
「止まれ!お前たちは皇 梨華と赤城 怜奈とアリサだな!」
私達は、立ち止まり兵士の質問に答えた。
「そうですけど。この先に勇者がいると聞いたのでこっちに来たのですが」
「黙れ!貴様らには逆賊アリシアと共に逃げた疑いがかかっている!よって、大人しく拘束させてもらうぞ!」
そう言うと、兵士は剣を抜いてきた。
「簡単にはいかなそうだね」
「そうね、こんな奴らすぐに倒して朱堂達と合流するよ!」
「うん!」
宰相チーム
「・・・この部屋にいるはず」
「アリシアさんの話通りだとここが宰相の部屋で間違いないです」
「う~緊張する~」
「なんじゃ、あんな兵士を吹き飛ばしといて何を今さら緊張する必要がある」
「だって~」
「だってもくそもないわ!ほら行け!」
ベヒモスがノートの背中を強く押し、ノートは強制的に宰相に部屋に入れられた。
「ちょっと!何をするの!」
「おや、逆賊の仲間は部屋の入り方も知らないみたいだ」
部屋の中には、椅子に座る宰相バルトがいた。そしてそこには
「どうして、ここにサーヤさんがいるの・・」
何故か宰相の横にはサーヤさんがいた。
「ちょっと、ノートだいじょ・・・うぶ」
「・・・?」
「これはまた」
ノートが驚愕していると後ろから、フィーリア達が入ってきてノートが見ている方を見て驚いた。
「何を固まっておる。よく見よ、少し様子が変だ」
ベヒモスの言葉に、冷静になるノートとルシフェル。
「・・・感情がまるで見えない。それにサーヤに気持ち悪い魔力がくっついてる」
「趣味の悪い事を、それにお主本当に人間か?ここまで近づいて分かったがお主からは人間とは違うものを感じるんだが」
「どういうことですか、ベヒモス」
「上手く人間に偽装しているが、中身が全くの別物の可能性があると言う事じゃ」
「そんな事が・・・」
「さすがですね。だてに長く生きている龍種なだけはありますね。まぁ、それがあっているかどうかはお教えしませんが」
「・・・・どうでもいい。今はサーヤを取り返してバルトを倒す」
マイペースなフィーリアのおかげで、向こうにペースをもってかれそうになっていたが阻止することができた。
「そうでした。それに、サーヤさんがここにいるならショウタさん達がこっちに来るってことですからね」
「みな、準備はよさそうじゃな。では、戦闘の始まりじゃ!」
最後まで読んでいただきありがとうございます!
少しでも興味を持った方、続きが気になった方は
お手数ですが、ブックマークと下の方にある☆で評価をして頂いたら励みになります!