いざ、帝国へ
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次回は閑話か新しい章の話になります!
あの楽しかった3日間が終わり、アリサさんの色々な引き継ぎが終わるまでは特訓をまた再開した。4人での、特訓からベヒモスを加えて5人になり、ベヒモスには長年生きているので知識が豊富にあった。なので、フィーリアについてもらい色々な知識を教えている。俺とノートは、組み手を何回も繰り返しステータスになれる為に特訓をした。ルシフェルは、時間制限を少しでも伸ばそうと1人で制御の訓練をしている。あまり、うまくいっていないみたいだが。それだけ、強い力という事なんだろう。
各々の特訓をしながら1週間が経った頃、ギルドに呼び出された。
「全ての引き継ぎが終わったから、明日からアリサ様が君たちのパーティーに加わる」
ようやく、新しい街に行けるとワクワクしていると
「それで、君達に一つお願いが」
「なんです?」
「次行く場所は帝国に行ってくれないか?理由はだな、最近、帝国の方がきな臭くなってきてね。うちから帝国に依頼で行っている冒険者がいるんだが、最近連絡がつかなくなってね。冒険者の安否を調べて欲しいんだ」
「それってかなり危険なんじゃ」
「安否をだけ調べてくれたらいい。何故死んだのかとは無理そうだったら大丈夫だ。こう言ってはなんだが、冒険者は死と隣り合わせの職業だ。いつ死んでもおかしくないだからその理由まで調べていてはキリがないからね、だから、安否だけで大丈夫だよ」
「はぁ、ギルドマスターもう少しオブラートに包んで伝えれないんですか?」
「えっ!これでもだいぶ包んだほうなんだが」
「全く包めていません。ショウタさん達が引いています」
確かにウォーレンの言う通りなのだが、ギルドマスターに言われるのとではパンチがありすぎる。しかも、あれでオブラートに包んだと本人は思っているらしく逆に包んでいない方が気になった。
俺達が引いていると
「皆さん安心して下さい。今回の事が、異例なだけであって基本的には調べますから」
アリサさんの言葉で、心を落ち着けると
「分かりました。その依頼受けます。あまり期待しないでくださいね」
「おぉ!助かる!何か分かったら向こうのギルド職員の伝えてくれれば私の方に情報がくるから頼んだよ。まぁアリサ様がいるから大丈夫だと思うが」
話し合いが終わり、俺達は、明日この街を出て帝国に向かう事になった。
その頃、クラスメイト達は
「皆には、帝国に向かってもらう事になった。その理由だが帝国の皇帝が連れてこい連れてこいうるさくてな。見聞を広めるいい機会でもあるから行ってもらう。事後承諾になって申し訳ないが」
「いえ、お世話になっている身なのでそれぐらい大丈夫ですよ」
「ありがとう。案内人としてリリアがついていってくれるので何か分からない事があれば聞くといい。では、これにて失礼する」
王様と朱堂くんの話が終わると、王様は部屋を出ていき私たちは思い思いに喋り始めた。
「急な話ね。梨華」
「そうだね。でも、お世話になっているから断れないよ。それにもしかしたら帝国に立花くんの情報が何かあるかもしれないし」
「そうね。リリアさんが調べてくれたけど、この国にはどこにもいないみたいだし。他の国にいる可能性はあるわね」
「うん。だから、少しだけ期待してる」
「あまり、考えすぎたらダメよ」
「ありがとう、玲奈ちゃん」
いい時間になり、会議室にいたクラスメイトは自分の部屋に戻りリリアさんなら近づいてきた。
「今日も、お部屋にお邪魔してもいいですか?」
「もちろん!歓迎するよ!ねっ!玲奈ちゃん」
「えぇ、リリアさんと話すのは楽しいからこっちからお願いしたいわ」
「2人ともありがとうございます!」
私たちは、3人で部屋に戻り今日も長い夜を喋りながら過ごした。
この時、帝国で再開するとは思ってもいなかった。周りに可愛い女の子を連れて。
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