表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者ではなく英雄に  作者: fusaberu
最終章
190/190

勇者ではなく英雄に

最後まで読みに来てくれてありがとうございます!


強引な閉め方だったかもです。だけど、自分が今書ける最善だと思ってます!


次の作品も頑張って書いていきます!

ゴーン ゴーン ゴーン


教会の鐘が大きくなり、扉が開くとそこには綺麗な花嫁衣裳を着たフィーリア達がいた。


祥太はフィーリア達の元に歩いていき


「綺麗だよ。みんな」


一言そう言った。それを、聞いたみんなは嬉しそうに笑みを浮かべた。式は何事もなく進んでいった。最後に誓いのキスをする前に、この日が来る前での事を思い出していた。




騒動の後、人に見つかる前に祥太達はその場を離れ学校に向かった。学校は騒動の影響か人が一人もおらずちょうどよかった。


自分たちの教室に向かうと、そこには黄色いテープが張られていた。教室の中に入りこれからどうするかを話し合った。


その結果、家族に会うのは今はまだ辞めておこうという事になった。向こうにまだいるクラスメイトの事を考えた結果だった。少し名残惜しい気持ちはあるが禍津日神が座標を固定したからいつでもこっちに戻ってこれると言ったので、少しだけで済んだ。


向こう側に戻ると、まず聖国に向かった。そこでは、カーラやフレンのほかに魔王ガイやリリアのお父さんのアルト王、皇帝レオ、獣国の王ロイがいた。


ちょうど、会議をしている途中だったが祥太達が戻ってきた瞬間フレンが祥太に飛びついてきたので会議は一旦中止となりそれぞれ何があったのか近況を報告しあった。


それから、少し落ち着き会議は再開した。何を話し合っていたのかと聞くと、大体の事は既にもう決まっており今は今後の交易や復興に向けて協力していきましょうって言う話の最中だったみたいだ。


それぞれの特産物や、人材を送り合い復興を進めていくみたいだ。


とても濃い一日を過ごしたので、その日は休み、明日クラスメイト達がいるエルドリア王国に向かう事なった。


次の日になり、無事にエルドリア王国にたどりつくとクラスメイト達を会議室に集め、帰れることを伝えた。

その事を、伝えられたクラスメイトは泣いて喜び、隣の者たちと感動で抱き合いながら喜んでいた。ひとしきり喜び終わった後、祥太はある事を告げた。


それは、こっちでの記憶の消去と得た力の消失だ。それには、主に男子たちが反対の声を上げたが中には喜ぶ者もいた。男子たちにしっかりと理由を説明すると反対の声は無くなった。


記憶を持って向こうに戻った後、何かとめんどくさい事になると思ったからだ。祥太達は、向こうでは行方不明になった居る。それが、いきなり帰ってきたのだ。マスコミが見逃すはずもない。もしかしたら、私生活にも影響が出る可能性がある。そのことを、言ったらしぶしぶと引き下がった。


力に関しては、暴走されては困るからだ。地球に戻ればこっちでの力は強すぎる。警察や軍隊を相手できる。そのため、力の方は強制的に消滅する。送る際に、そうなるように禍津日神に調整してほしいと頼んだので万が一という事は無い。


それで、説明は終わり。次にいつ帰るかという話になり、その結果今すぐに帰るという事になった。その為、禍津日神に準備してもらっている間に、何組かの男女が相談を持ち掛けてきた。


その男女は、こっちで付き合う事になったみたいで記憶を消されると困ると相談された。そこで、妥協案として、力だけを消失させることにした。記憶に関しては、他人に話せなくなるように制約してもらう事にして何とかした。


そして、禍津日神の準備が終わり突然の異世界生活は終わりを迎えた。


地球に戻ってからは、もうこれでもかってぐらい騒がれた。しかし、何も覚えていないのと、喋れないとですぐに収まっていった。が、向こうで亡くなったクラスメイトの事に関しては唯一記憶がある祥太達が親に説明しに行くことになった。


アツシの親や、アツシに殺されたアツシの取り巻き達の親に説明しに行くと、最初はふざけるなと怒られたが力を見せる事で本当の事だと実感し、今度はどうして、我が子だけが死ななくちゃいけなかったのか怒鳴ってきた。


大体、予想通りの反応だったので、当初の予定通り、向こうでの彼らの行動を親に見せた。それを、見た親は何も言えなくなり、静かに涙を流していた。


その場を離れる際、この事を他言されてはめんどくさいので、離せないように強制的に制約させた。


それから、皇、赤城、朱堂、加藤の家に帰り感動の再会をした。


そして、最後に


何か月ぶりかの、我が家の扉。その扉は、重くなかなか開けれなかった。意を決して、扉に手をかけた瞬間中から扉が開いた。


「どちら様ですか?」


中から出てきたのは、少し痩せた母親の姿だった。


「・・・・・・」


母親は、扉を開けた状態で固まった


「た、ただいま」


何か月ぶりの再会は、ひどく緊張しやっとの思いで一言そう言った。


「・・・・っ!おかえり!!!」


母親は、涙を流しながらぎゅっともう離さないというかのような力で抱擁をしてきた。祥太は、温かさ、そしてやっち帰ってきたという思いが溢れ母親の胸の中で涙流した。


それから、家の中に入り何があったのかを話した。


その過程で、今度フィーリア達を連れてきなさいと、いきなり真剣な声で言われた。祥太は、すぐに連れてこようと思い異世界に戻ると、ちょうど、みんながいたので一緒に地球に戻った。


最初は、緊張していたフィーリア達だったが徐々に打ち解けていき最後には、昔のアルバムを見て盛り上がっていた。


流石に、恥ずかしかったので自分の部屋に避難した。


それから、往復をする生活をして三年が経ち、今に至る。


結婚式は、異世界で行う事にし、親を呼ぶことになった。最初は不安がっていた親たちだがすぐに興奮しだしていた。


この世界、一夫多妻が認められており目の前には沢山の綺麗になった花嫁たちがいる


フィーリア、ルシフェル、ノート、リリア、アリサ、ベヒモス、アリシア、サーヤ、ナタ、ウリエル、フレン、そして、禍津日神だ。


英雄は色を好むというが、これは好みすぎだよなと思いながらも、この三年でみんあの事が更に好きになり、幸せにするという思いは強くなった。


結婚式には、沢山の人が集まった。みんな祥太に感謝をしている人たちだった。全ての戦いは、映像として民衆に見えていたらしくその映像を見ていた吟遊詩人たちは、彼をこう表現した


勇者ではなく英雄だと





最後まで読んでいただきありがとうございます!


こんな素人の作品読んで頂きありがとうございました!


少しでも面白かったと思ったら、


お手数ですが、ブックマークと下の方にある☆で評価をして頂いたら励みになります!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ