救助2
読みに来てくれてありがとうございます!
遅くなりました!
「はっ!ふ~鬱陶しいわね。この、ドロドロ」
アリシアは、溶岩を薙ぎ払いながら、そう言った。普通の人間にはできない芸当をさも当たり前かの様にやるアリシアに誰も声をあげる事が出来なかった。そんな中、また状況に変化が起きる
「アリシア様、もう少し周りの方々に配慮しないと。ここには、私たちの世界とは違うのですから」
いつの間にいたのか、メイドの姿をした女性が隣にいた
「色んな事が起きているから、今さらじゃない?」
「それでもです」
「は~い、サーヤはいちいち細かいな~」
アリシアは、ボソッと呟くが
「聞こえてますよ」
「げっ」
信じられなかった。目の前で、日常的な会話がされているのに、視界に入ってくる光景は異常という状況に頭がパンクし、登山家は意識を失った
「ありゃ?気絶しちゃった。どこか安全な場所に連れて行って次の場所に向かおうか」
「どこまでも」
神父が祈りを、捧げる中骸骨達は徐々に近づいていた。
かしゃかしゃかしゃ
骸骨達の足音が大きくなっていくごとに、心の恐怖が大きくなっていった。
かしゃ
足音が、目の前で聞こえ神父は思わず目を開けてしまった。その瞬間、骸骨と目が合い、どこまでも吸い込まれそうな何もない空洞に神父の意識は限界を迎えた
意識が薄れる中、
「白き羽」
翼を持った、天使が見えた
「てん・・し様」
「ん?私の事呼んだ?」
ルシフェルは、後ろを振り返ると気絶した神父がいた
「あれ?寝ちゃった?まぁ、ちょうどいいか。あまり、こっちの世界の人間に姿を見られたくないし」
ルシフェルは、骸骨達が散らばる前に一掃する事に決めた。再び、眠りについてもらう為に、慈悲の心を持って浄化をしていった。
子供が、ハリケーンを眺めていると一瞬だけ、人影のようなものが見えた。
「今、何か・・」
「ん?どうした」
お父さんが、子供のつぶやきに反応すると
「今一瞬だけ、あの中に人がいたような気がしたんだ」
お父さんは、子供が見ている方を見てそっちにはハリケーンがあるのを見て
「そんなわけないだろう。木か何かと見間違えたんだよ」
お父さんは、子供にそう言うが半分は自分に言い聞かせていた。もし、子供の言う事が本当だったとしたらそれは、巻き込まれた人の影と言う事になる。もし、自分の知り合いだと考えると怖かったのだ。
しかし、子供が見た人影は本物だった。けれど、この世界の人間じゃないと前につくが
「ん~どうしようか、これ。勢いあまって中に突っ込んじゃったけど、中は外と比べればマシだね」
ノートが、中心にいた。普通の人だったら巻き込まれた時点で絶命するのにノートは身体強化を高め、生きていることができた
「これ、フィーリアとかだったら簡単に消滅できるんだろうけど、あいにくとそんな事できないからな~そうだ!!逆に思いっきり回ればこの回転弱まるんじゃ!」
子供が一番に考えつきそうな事を、言い出した、ノートは身体強化を高め始めた。考え付いたとしても、そんな事できないし、不可能と誰もが言うだろう。けれど、今回は普通じゃなかった
最大まで、高めた影響で体の周囲にスパークが飛び始めた
「よ~し!準備完了!急がないとね!」
そう言って、ノートはハリケーン回転とは逆に回り始めた。
その結果、逆の回転をくらったハリケーンは次第に威力を弱めていき最後には、消失してしまった。
「ふぃ~、流石に疲れたけどこれで、大丈夫かな」
ノートは、周りにもうハリケーンがない事を認識するとその場を離れた
ハリケーンが、消える少し前、ハリケーンをじっと見てい子供は、中で何かが光っているのを見た。それが何なのか気になり見ているが何かは分からなかった。けど、次第にハリケーンが弱くなっているのが分かった
「お父さん!ハリケーンが弱くなってる!!」
「そんな馬鹿な・・本当だ」
お父さんは、ハリケーンの方を向き本当に弱くなっているのを見た。車を止め、しばらく観察しているとハリケーンは嘘のだったかのように消えていった。
「消えた・・嘘だろ」
「消えたね・・ん?ねぇ、あれって」
子供が指をさした方を目をこらしてみると、人影のようなものが、パチパチと光っているのが見えたが、それも一瞬でどこかに消えてしまった
「今のって・・」
「きっと、神の使いだろう。助けに来てくれたんだ」
お父さんは、理解するのをやめただ空に祈りをささげた
そして、場所はスカイツリーに戻り
黒い球体に変化が起きた。小さなヒビは、段々と大きくなり崩壊した。
そこから、出てきたのは心臓を貫かれた祥太だった
最後まで読んでいただきありがとうございます!
少しでも興味を持った方、続きが気になった方は
お手数ですが、ブックマークと下の方にある☆で評価をして頂いたら励みになります!