救助
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「皆さん!逃げて下さい!今大変な事が起こっています。安全な所に逃げて下さい!!」
ビルの大きなモニターに映し出された、至る所での惨禍、ニュースになっていないところでも、何か起こっている事は明白だった
「あはっ!あはははは!!!!凄い!力が溢れてくる!!!アハハ!」
「これは、みんな!!頼む!」
それぞれが、役にたつだろうなという所に向かっていった。
「頼んだ。何とか間に合ってくれよ」
「我が主よ。先の言葉は訂正する。協力してあいつを止めるぞ」
「どうしたんだ?」
「あれだけ、急に力が増大すれば暴走を始める。ただでさえ、我の力は負の感情によるものが大半だからな。ほら、見ろ」
「アハハハハハハハ!!イイっ!コレなら・・・・すべてのセカイはワタシノモノだ!!}
「そんな事させるわけないだろ!!」
俺は、暴食の力を使いアスモデウスを殴ったが易々と受け止められた
「なっ」
「こノテイドか」
「惨禍の太刀 弌 雨」
「フンっ」
アスモデウスは、俺を力任せに引き盾に使った。
「くそっ」
禍津日神は、そのまま攻撃するわけにもいかず攻撃を断念、その隙を突かれ、俺もろとも蹴られて吹き飛んだ
「オヤオヤ、モウおわリですカ?」
「あの野郎調子に乗りやがって」
「全力で行くぞ。じゃなきゃ今の奴には勝てない」
「けど、周りが・・」
「任せろ」
禍津日神に、周りに気を使って全力が出せないというと禍津日神はふわっと浮かび上がり
「”虚空結界” これでいいだろう?」
禍津日神は、俺達3人を囲むとそう言ってきた
「あぁ。これで、全力が出せる」
「全く手のかかる奴だ」
「この程度のケッカい、壊すコトゾウサモないが。同じドヒョウに立ってヤロウ」
スカイツリーの近くに黒い球体がいきなり現れ、その中で、人類の運命をかけた戦いが始まろうとしていた
一方、地球上で起きた惨禍に対応する為に方々に散っていったみんなは、
富士山の頂上付近
「終わりだ・・」
登山家たちは、悟った今逃げたとしても間に合う事は無いと
「せめて。遺書を書こう」
迫る溶岩、土石流が目前に迫り、目を瞑り想像のできない痛みを覚悟し目から涙を流した
「諦めるな!!!炎神爆破!!」
女性の、声が聞こえたかと思い目を開けると迫っていた溶岩や土石流が消えており変わりに、触ればたちまち灰になりそうな炎を背にこっちを見ている赤い髪の女性がいた
「あなたは・・」
やっと絞り出した声で、何とか質問すると
「私はアリシアよ!あなた達を助けにきたの!!」
元気溌溂にアリシアと名乗った女性は、後ろに迫った溶岩を手に持っていた剣で薙ぎ払った
登山家は、目の前で起きている出来事が信じられずここはもう天国なのかと勘違いした
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