世界の扉
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禍津日神を、召喚し地球に行くための準備を始めた
「少しだけ、時間がかかる。少しだけ待て」
禍津日神が出てきてからすぐに、そう言ったが俺は禍津日神の姿に驚いた
「お前・・女だったのか」
「なんじゃ、お主我を男だと思っていたのか?」
「あぁ」
「あほよのぅ・・我が男だった場合、あの娘の身体で最初からあのように動けるわけなかろう」
「それにしては・・少しだけ動きが」
「仕方ないだろう!!あの娘には余計な脂肪がついておったんだ!!」
俺は、そう言った禍津日神の胸をついつい見てしまった。そこには、ストーンとまな板があった
「・・・・・」
俺が何も言わないでいると
「そこで黙るな!!ちっこれだから男は・・・もう話しかけるな。集中しなければいけないのでな」
憎々しげに、こっちを睨んだかと思ったら禍津日神はすぐに地面に何かを描き始めた。俺は、それを邪魔しないように少し離れた所で見ていると
「立花君、あの視線はよくないと思うよ」
「露骨すぎね」
横から、皇と赤城が話しかけてきた。二人とも、地球に戻れると助ける事ができると分かったら少しは落ち着いたみたいだが、手を見ると少しでだけ震えているのが分かった。怖いのだろう、行ったとして既にと考えると、俺だって怖い。
だから、俺は自分の為に二人の手をとった
「すまんが、少し震えてな。手を貸してほしい」
「!!」
「!?!」
二人とも、いきなり手を握られ、その意味を察して何も言わず握り返してきた
それから、数分後
「おい・・いちゃいちゃしてないでこっちにこい」
「行けるのか!!」
「我を誰だと思っている。神だぞ。準備はできた行きたい奴は、そこの魔法陣の上に乗れ」
その場にいた、ガイとリーリャ、そして、フレンとカーラは残る組になった
「お帰りをお待ちしています。ショウタさん」
フレンが代表して、俺に声を掛けてきた、その瞳の中には少しだけ不安の色があった。俺は、何で不安になっているのかを察した
「安心しろ。必ず帰ってくる。まだ、この見てない事が多いからな。だから、戻ってくる。約束だ」
「はい!」
フレンの瞳から、不安は消えた
「では、行くぞ。我が主よ。我に続き言葉を連ねろ」
「「時間の枷よ 今縛りを解く 世界の壁を越え 今新たな世界の扉を開かん 世界の扉!!」
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