新たな神
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「『はぁ、はぁ、はぁ、随分と好き勝手にやってくれたな。覚悟しろよ』」
禍津日神は、ボロボロの状態で起き上がってきた
禍津日神が、攻撃をしてこようとしたその瞬間
「この時を待っていましたよ」
「『なっ!?』」
突然後ろから現れた色欲のアスモデウスに胸を貫かれた
「『きさ・・ま!!』」
「あなたは、常に周囲を警戒している一瞬でも攻撃的思考をすれば勘づかれてしまう。だから、私はこの時を待っていた。あなたの意識が完全にあちらに向くのを」
「『く・・ごはっ』」
「アリサから離れろ!!」
俺は、アスモデウスに攻撃を仕掛けるがアスモデウスはアリサの胸から手を抜くと後ろに飛びのいた。俺は、一旦アスモデウスの事は忘れアリサの身体が地面に落ちる前に抱えた
「『我を・・見下ろすな』」
「うるさい!!黙れ!フィーリア!」
俺はこんな時いつでも頼りになるフィーリアに助けを求めた。自分では何もできない事に歯がゆい思いをした。
「・・・ノート、ルシフェル、リリア、ウリエル、リカ、力を貸して」
フィーリアが、名前を呼んだ全員はすぐにアリサの近くに来ると何をすればいいか聞いた
「・・ノートは、魔力をみんなにリリアとリカは命を繋ぎ止めるために回復魔法をウリエルとルシフェルは空中に清潔な空間を作って」
フィーリアが、素早く全員に支持を出すとアリサの命を救う為に動き出した。
「幻想領域:改変」
全員の用意が出来たら、フィーリアが魔法を発動をさせたその瞬間アリサの身体に合った傷が少しづつ治るというよりは無かったことになるかのように消えていった
「ほぉ、これは・・・なかなか今の魔王をすでに超えている」
アスモデウスは目の前で起きている、事象を深く見つめつぶやいた
そして、完全に傷が無くなりアリサの命は助かった
「はぁ、はぁ、はぁ・・・これでもう大丈夫」
全員アリサの助けるために無茶をしたせいか、疲労困憊で地面に座りこんでいた
パチパチパチ
全員がアリサの命が助かった事に安堵していると、拍手の音が聞こえまだ終わっていない事を思い出した
「素晴らしい!普通だったら、死んでいる致命傷だったはずなのにまさか、救ってしまうとは」
「うるさい、お前は一体何がしたかったんだ!」
「私ですか?私はこれが欲しかったのですよ」
そう言って、見せてきたのは光る何かだった
「まぁ、見ただけではこれが何なのか分からないでしょうから。先に答えを教えるとこれは、禍津日神の力の源・・つまり神を神たらしめているものです。なので、そこにいる禍津日神は直に消失します。良かったですね!」
俺が、禍津日神の方を見ると不満げに顔を反らした。何も言わない事から、本当の事なんだと察した。
「そんなもの手に入れて何が目的だ」
俺は、警戒をしながらアスモデウスに問いかけると
「ん~、特に何も考えてはいなかったんですけど。まぁ、とりあえず」
アスモデウスは手に持っていた、禍津日神に力の源を口から入れた
「あああああああああああああああああああああああああああ」
体内に入れた瞬間アスモデウスが叫び声をあげた
「これは・・」
叫びは、すぐに収まり今度は
「あは、あはは、あはははははは!!!これは、素晴らしい!これが神の目線!!神の力!!最高です!!早く試したい所ですが、あなた方に邪魔をされては面倒くさいですね・・・!いい事を思いつきました!お礼に、あなた方勇者の世界で試しましょう!喜びなさい!!あなた方の星の住人は新たな神の誕生を見れるのですから!!」
「なっ!!」
「ふざけるないで!!」
今、動ける者だけがアスモデウスに攻撃を仕掛け止めようとしたが
「それでは、さようなら」
パチンっ
アスモデウスが指を鳴らした瞬間姿が消え、アスモデウスの気配を感じなくなった
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