全力
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「『この下等生物が！！！』」
禍津日神は、瓦礫の中から飛び出してきた。俺は飛び出してきた瞬間を狙って
「因子操作：憤怒」
「『なっ！？』」
ドゴォン！！！
禍津日神は、ギリギリで受け止めると
「『貴様、体の内に抱えているな。それで、その姿か』」
「正解、それと俺だけにかまってていいのか？」
「はぁぁぁぁぁ！！！」
横から、ノートが全力強化で殴りかかってきた。禍津日神は俺から離れようとしたが、俺が逆に拳を掴むことで逃げる事が出来なかった
「ほい」
禍津日神が、殴られる瞬間に俺は手を放し一緒に吹きとばされるのを防いだ
「『がっ！』」
飛んだ先に、ルシフェルが待機しており
「黒羽」
禍津日神が空中で何とか態勢を整え、羽を迎撃しようと魔法を放ったが羽に当たった直後に、魔法は消えた
「今です」
「炎神天下 炎拳」
禍津日神が、動揺している間にアリシアが近づき自分が出せる最大の威力の技を出した
「『くっ虚く』」
「させないよ！」
禍津日神が、さっき使った謎のスキルを使おうとする前にナタが突っ込み、刀を振り下ろし発動を防いだ。
「『この女！！かはっ！』」
禍津日神は、ナタに対して暴言を吐いた後アリシアの拳により地面に叩きつけた
「はぁはぁ、やりすぎたか？」
「そ・・んな事ない」
全員が、荒く息を吐き膝に手をついていた。禍津日神を圧倒できていたが、それは各々の全力を限界まで使っていたからこそここまで一方的に戦闘を進められたが、限界が近かった。
本来なら、もっと早くに限界がきていたはず、それをフィーリアの幻想領域のおかげでブーストされていたおかげだった。それも、限界が近づいてきていた。幻想領域の端から少しづつ崩壊が始まっていた。
いまだ、先代の様に使えるのには時間が足りなかった
「・・・ごめん、持って後数分」
「頼む、起き上がってくるなよ」
しかし、俺の願いはどこかにいる神に聞き届けられる事は無かった
ドーーン！！
「『はぁ、はぁ、はぁ、随分と好き勝手にやってくれたな。覚悟しろよ』」
禍津日神は、ボロボロの状態で起き上がってきた
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