逆転の立場
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「助けようなんて、無駄な事!無駄をするとは悲しみ・・」
相変わらず支離滅裂な事を言いながら、攻撃してくるアツシの攻撃を捌きながらなんとか、隙を探ろうとしていた。
「はぁ、はぁ、はぁ、」
そこまで、時間が経っていないにも関わらず、既に俺の息が切れ始めていた。
「おいおい!息がきれてるぞ!どうした!!」
アツシの煽りに反応する事なく、というか、反応できる余裕がなく現状の自分の身体の調子の事を考えていた。
(完全に、体力が戻ったわけでもない。ダメージも残ってる。ベルゼブブが、あまり疲労せずに戦ってくれていたとはいえ、その分の疲れも溜まってる)
「調子は最悪。長期戦は不可能。おまけに、アツシをなんとかしても後ろにアイツが控えてる・・・・・けど、今は先の事を考えていてもしょうがない!!短期決戦で全力で行く!」
「ごちゃごちゃうるせぇ!!」
アツシの猛攻に対し、俺の方も引かずに攻撃を仕掛けた。そこにあるのは、互いの意地、そして欲望だった。
こいつに勝ちたい
負けたくない
守るために負けられない
こいつを殺したい
仲間をめちゃくちゃにしたい
あいつの持っている物を奪いたい
思いを隠すことなく、ぶつけ合いそれは周りにも伝わっていった
「『あの、人間あそこまで欲望を制御できるとは本当に人間か・・それとも・・・』」
攻撃を仕掛けようとした、その瞬間いきなり足から崩れ地面に膝をついた
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ」
息が苦しく、酸素が体に入っていかなかった。予想以上に、消耗し体力がそこをついてしまった
「・・ショウタ!!」
「立花くん!!」
フィーリアや皇他のみんなも駆け寄ってこようとするが、一番近くにいたのは
「これで、終わりだな。お前も俺の力の一部となる事を喜べ。喜ぶべきだ。最後は、自分の力で喰われるんだ、悲しいね。暴食」
アツシの、暴食が俺の体を包み込み俺は喰われてしまった
「っ!ショウタ!!!!」
フィーリアの悲痛な叫び声が、辺りにこだました
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