因子
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「『我の名は禍津日神。過去にこの世界を滅ぼそうとした、神だ』」
その瞬間、動いていた歯車が狂い始めた。
「そんな・・・バカな・」
ガイは、名前を聞いて驚いた。
「先代が、倒したはずだ。その命に代えて」
「『見覚えがあると思ったら、お前。あいつの息子か。あいつの魔法には苦労させられたよ』」
「どうして!!生きてる!?」
「『あの時、確かに我も死んだと思った。けど、死にたくなかった我は己の身体を捨ててこの依り代に呪いとして眠りについた』」
「『そして、眠る直前、我は眷属たちを造り命令した。負のエネルギーを集めよと』」
「まさか!?!」
リリアは、そこで何かに気付いた。
「『そこの、女も気づいたようだな。そうだ、お前たちが遭遇してきた全ての事が我が眷属がやったことだ。今回の戦で、器が満たされたのでな我が眠りから覚める事が出来た』」
「くっまんまと、やられたのか・・・」
「『さて、いつまでもここにいては我の品格が落ちるというものどこかよさそうな街を見つけて我のものとするか・・』」
禍津日神は、後ろを向いて何処かに行こうとした時
どぉん!
「おいおい、主様に逆らうなんてどういうつもりだ?暴食」
祥太が禍津日神に攻撃を仕掛けたら、いきなりその間にマモンが現れた
「マモンっこんな所に」
祥太は飛びのき距離をとった
「遅れてしまい申し訳ありません」
「『よい。それで、遅れたわけは?』」
「はい、ある実験をしておりまして。そのものは、あいつと戦いたいそうなので呼んでもいいですか?」
「『かまわん』」
「ありがとうございます!許可が出たぞ!来い!!」
マモンが、何かを呼ぶと
上から勢いよく何かが降ってきた
「おせぇよ~待ちくたびれたは」
「おい!主の前だぞ!」
「『よい、我そんな事でいちいち怒らんよ』」
「寛大な心使い感謝します」
禍津日神とマモンが話している間
「よ~久々だな。た~ち~ばな~。それと、迎えに来たよ皇」
現れたのは、道本だった。皇は耐えられなかったのか、赤城の後ろに隠れてから言い返した。
「誰もあんたの迎えなんて待ってない」
「そう、つんつんするなよ。まぁ、そういう強気な姿勢を調教していくのも面白そうだ・・・」
「ひっ!」
その視線に、向けられていない女子達も腕をさすって気持ち悪がっていた。
「まぁ、その前にお前だよ!!立花!お前だけはここで殺す!!この時をどれだけ待ったことか!!」
「主よ、この者に任せて見てもいいでしょうか。私も、少し実験の結果を見たくてうずうずしておりまして」
「『いいぞ、許可する』」
「ありがとうございます。許可が出たぞ!アツシ!思う存分にその力を見せつけろ!」
「言われなくても、そのつもりだ!!!」
「来いよ。お前程度俺で十分だ」
暴食は煽るように、アツシに挑発をした
「なめるなよ!!くそがああぁぁぁぁ!!!」
挑発に簡単に乗り、突っ込んできた。
「因子変換:憤怒」
アツシが何かをした瞬間、殴りかかってきていた拳から憤怒の力が表れた。
「なっ!!!」
「弾けろ!!」
「喰らえ!」
暴食で、受け止めるが徐々に押され始めしまいには力負けをし吹き飛ばされた。
「・・・なに、あれ」
「『マモンあれは、どういう事だ?』」
「はい、説明すると。私は常々思っていたのです。我々のもつ欲望の力は一つで強いと、なら全部合わせれば更に強くなるのではと!!なので、あの者には、暴食以外のすべての欲望の力が詰まっています!!」
「『いかにも、強欲なお前の考えそうな事だな。だが、面白いぞ』」
「お褒めいただき、身に余る光栄です」
「『だが、あの人間持たないだろう』」
「その通りです。人間の器の限界を超えた力を身に宿していますので、アツシの自我はやがて消えるでしょう」
「!ひどい・・」
「あいつら・・・」
その話をきいた、勇者組はクラスメイトだったものが使い捨ての駒みたいな扱いをされ憤った
「おい!今の聞こえているんだろ!お前はそれでいいのか!」
暴食は、立ち上がるとアツシに向かって問いかけた
「いいんだよ!!そんなの!この力があれば、世界は俺の者だ!!・・けど、少しめんどくさいな・・けど、俺以外の奴が一番になるのは嫌だな」
アツシは、情緒が不安定で支離滅裂な事を言い出した
「自我が消えかかってる・・本当に消えるぞ!!」
「俺がいいって言ってんだから!!いいだよ!!!」
アツシは、聞く耳を持たず再び攻撃を仕掛けてきた
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