禍津日神
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砂埃から出てきた、アリサさんの姿は変わっていた。アリサさんの髪の色はピンク色だったのに薄いピンクに変わりところどころに、白色の髪が混じっていた。瞳の色も、金色に変わっていた。
「・・・アリサ」
フィーリアが、名前を呼ぶと
「『我に向かって言ったか?今』」
「『そうか。より代の名前はアリサと言うのか』」
「あぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
突然、ノートが叫びながらアリサ?に攻撃を仕掛けた
「ちょっと!ノート!?」
近くにいた、皇が驚いた声をあげた
パンっ!!
アリサ?は、ノートの最大強化の攻撃を軽く受け止めた。大きな衝撃が起き、風が吹いた
「『我の空気にあてられたか。ん?お主、もしかして・・・』」
「・・・フラッシュ」
嫌な予感がしたフィーリアは、アリサ?の目をくらまし、その間にルシフェルがノートを回収した
「『まぶしいな、持ってかれたか』」
「・・・あなた、誰?」
「『我か?誰だと思う?当ててみよ」
「・・・分からない。けど、とりあえずアリサの身体を返して」
「『それは、無理な事だ。魔王の娘よ。この身体はもう我のものだからな』」
「・・・!どうして、私の事を」
「『この者の、記憶から分かるんだよ。それと、いい加減起きよ、我が眷属』」
アリサ?は、威圧を出して誰かに命令を出した
「すみません、少し起きるのが遅れました。宿主が無茶をするもので」
そこには、いつの間にか祥太がいた。
「・・!もう、起きたの!」
フィーリアが、起きたことに喜び近づこうとすると
「来るな。女」
今まで、一緒にいて一度も聞いたことのない冷たい声を浴びせられた。
「え・・・」
「『こっちにこい』」
「はい」
フィーリアが、呆然とする中祥太は堂々と真ん中を歩きアリサ?の元に向かった。
祥太が、アリサの元に着くと
「『さて、誰も我の正体を知らないとみた。時間の進みは残酷なものだな、かつて、名前を言うだけで、恐れられていた我の名を誰も答えられないとは。これは、いい機会だ、新しく名前を考えるか。何がいいと思う。我が眷属よ』」
「私は、変えるよりかは再びその名を轟かせるのがいいかと」
「『それも、そうか。では、我の名を告げる。しかと、聞くがよい』」
「『我の名は禍津日神。過去にこの世界を滅ぼそうとした、神だ』」
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