瓦礫
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「何事ですか!?!?」
カーラが、外にいる衛兵に呼びかけると
「突如、教会本部が爆発しました!被害状況は。分かっていません!」
「いきなり・・・どうして・・!マズい!あそこには、アリサさんが!」
カーラが、アリサが爆発した所にいるといった瞬間、場が凍りついた。そんな中、いち早く我に返ったのがウリエルだった。
「皆さん。ひとまず現場に行ってみましょう。ここで、色々考えていても何も分かりません」
ウリエルの言葉に、みんな何とか気を確かに持って動き始めた。
「皆さん!こっちです!着いてきて下さい!」
フレンの先導で、教会本部にたどり着いたフィーリア達は爆発地をみて愕然とした。そこには、立派にあった教会本部が半分ほど崩れ瓦礫の山になっており見るも無残な形になっていた。
「これは・・・」
全員が、愕然としている中突然、瓦礫の山が吹き飛んだ
「・・・今度は何?」
「『はぁ~久々に起きたら、勢いがつきすぎて瓦礫に埋もれてしまったわ』」
砂ぼこりの向こう側から、アリサさんの声ともう一人違う声が聞こえた
「・・・何、この気配」
フィーリアが、感じた得体の知れない気配を他のみんなも感じているのか、自然と戦闘態勢をとっていた。
向こう側に、いるのは声からしてアリサさんだと分かっているのに
「『ん?何か沢山いるな。ここは、人に都だったのか。それに、懐かしい気配もいる』」
砂ぼこりが晴れると、瓦礫の山の上にアリサさんの姿があった。
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