表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者ではなく英雄に  作者: fusaberu
魔国戦争
158/190

限界突破

読みに来てくれてありがとうございます!

「僕かい!僕はね、憤怒と傲慢を司る七つの大罪の魔人の一人 サシルだよ!!」


子供いや、サシルは元気よく自己紹介をした。


「!!!」


「あっびっくりした?したよね?しなきゃ怒るよ?」


怒るよの最後の言葉にだけ、もの凄い怒気を感じ流石憤怒だと思った。


「あぁ、びっくりしたよ。二つ司っている奴なんて見た事なかったからな」


「でしょ!最初は、傲慢だけだったんだ。いつもの様に、他人を見下し、見下させていたら。僕の事を、見下す奴が出てきたんだよ!その瞬間、今までに感じた事のない怒りを感じてね。気付いたら、目の前が真っ赤に染まっていて、自分の中に傲慢力がある事に気付いたんだよ!凄いでしょ!それから、僕は無敵さ!少しむかついやだけで体から力が湧いてくるんだ!」


「そうか。なら、他に行ってくれないか?俺はお前の隣にいる奴に用があるんだ」


「駄目だよ!この駒は、僕の楽しいゲームの為に必要なんだ!」


「駒?ゲーム?」


「そう!魔王軍VS連動軍だっけ?その戦争さ!僕はよくチェスをやるんだけど、それを実際の戦争でやれる思うと興奮してこない?」


人の命の掛かった戦争を、ゲームと言うサシルの狂いようがよく分かった。


「全然。そもそも、俺はこの戦争を止めるためにそこの魔王と戦っていたんだ。興奮するわけないだろう」


「えっ?お兄さん。僕の楽しみを奪うの?」


「結果的にはそうなるな」


「ふーん。そうなんだ。邪魔するんだ。そっか、ならお兄さんはこの盤上にはいらないや。僕いま、凄くむかついているんだ!!!!」


サシルはいきなり、懐に飛び込んできた。


「はや!!」


サシルの拳を、腕を前に出しガードした瞬間、後方に思いっきり飛ばされた。足跡を大きくつけながらようやく止まった。


殴られた腕は、一回殴られただけでしびれ震えが止まらなかった。


「くぅ~、いってぇ~あんな小さい体からどうやってあんなパワー出せるんだよ」


「お兄さん。的確に僕の怒りをついてくるね」


横から、声が聞こえた瞬間には俺はすでに蹴り飛ばされた後だった。


木を何本も、なぎ倒し大きな岩にぶつかり止まった。


「かはっ」


口から、血を吐き出し立ち上がろうとするが上手く立ち上がれなかった。その間にも、サシルは迫ってきており何とか立ち上がろうとするが駄目だった。その時、


『お前、このままだと死ぬぞ』


ベルゼブブが、話掛けてきた。


『力の序列でいえば、俺は最強だ。けど、それは一つだった場合だ。憤怒と傲慢は暴食の一つ二つしただが、掛け合わされる事で、本来より力が強くなってやがる。今までの奴は別格と考えた方がいい』


(分かってるよ。それで、今のままだと勝てる見込みは?)


『ゼロだ』


それは、無常にも告げられた。勝てるかのせいはゼロだと。


けれど


(今のままだとだろ?話掛けてきたって事はこの状況をどうにかできる案があるんだろ?)


『ある。それをやれば、勝てる可能性は出てくる。だけど、代償として主様よ、死ぬぞ』


ベルゼブブに勝てるかもしれないが、死ぬと言われたが、恐怖心は湧いてこなかった


(なら、やるぞ)


『聞いていたのか!死ぬんだぞ!』


(何、お前はびっくりしてるんだよ。しっかり、理解しているよ。どのみちこのままだと、みんな死ぬ。なら、一人の犠牲で他が救われるならやる価値はある)


『偽善だ。そんなもの捨てちまえ!』


(いいじゃないか。偽善で一つの世界が救われる。いかにも、物語の話って感じだ。それに、この世界に来てトラップに突き飛ばされ、深層にいってから、死ぬ覚悟なんてできてる)


『そうか。覚悟はできていたんだな。なら、俺からはもう何も言わない』


(・・・・・)


『もうそこまでサシルが迫ってる。俺と同時に叫べ』


(分かった・・・ありがとう)


「『限界突破(リミットブレイク)!!!!』」


その瞬間、世界に一つの欲望が解放された

最後まで読んでいただきありがとうございます!


少しでも興味を持った方、続きが気になった方は


お手数ですが、ブックマークと下の方にある☆で評価をして頂いたら励みになります!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ