傲慢と憤怒
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少し短いです!
フィーリアに迫る、死の鎌が首に少し食い込んだ所で、死神の目の前から殺す対象であるフィーリアが消えた。
死神はキョロキョロと辺りを見渡し、対象を抱えている人物がいた
「ごめん。遅くなった、間に合って良かったよ。お前のお母さん強すぎ」
「・・・・ふふ、でしょ。自慢のお母様」
フィーリアと俺が会話しているところに、空気の読めない死神は課せられた使命をまっとうするために俺もろとも殺そうと鎌を振り下ろし
「邪魔だ」
俺は、その一言呟き一瞬で死神を喰らった。
喰らった後、俺はその場から離れた所に移動しフィーリアを降ろした
「ここで少し休んでろ、後は俺がやってくる」
「・・・・分かった。だけど、回復したらすぐに向かうから」
「それじゃあ、早く回復しないとな。じゃないと、俺が全て終わらせちまうぞ?」
「・・・すぐ、戻る!」
俺が少し煽るような事を言うと、フィーリア頬を膨らませ回復に専念するために目を閉じた
「さて・・」
俺は、立ち上がると魔王が待つ場所まで戻った
「さんざん、痛ぶってくれたみたいじゃねぇか。絶対後で謝らせるからな!!」
俺は、魔王の元に突っ込むと魔王はそれに対して魔法を撃ってきた。いろんな方向から撃たれてくる魔法を足を止めずにかいくぐり、時には暴食で喰らいながら進んでいった。本当なら、全て暴食で喰らいたいのだがリーリャさんとの戦闘でだいぶ体力を消費してしまったのでいざという時の為に温存する事に決めていた
それでも、時折魔法がかすり小さな傷が増えていった。
それでも、何とか前に進みあと少しでたどり着くという所で
「はい!どーーん!!」
何処からか、子供の声が聞こえたかと思ったら俺と魔王の間の地面が爆ぜた。
「くっなんだ!」
俺は、間一髪避ける事が出来た。俺は、魔王の方を見るとそこには一人の子供が魔王の隣にいた。
「誰だ?お前」
俺は、その子供から目が離せなかった。子供が戦場にいるという違和感もあるがそれよりも、目を離した瞬間やられる気がして離せなかった。
「僕かい!僕はね、憤怒と傲慢を司る七つの大罪の魔人の一人 サシルだよ!!」
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