ラグラvsバンク
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「おら!おら!どうした!」
バンクの短剣さばきに翻弄され、防戦一方なラグラだった。
「くそっこいつ!」
何とか、後ろに下がる事で呼吸を整える事が出来た
「普通に強い・・・」
ラグラは、睨みながらそう言うと
「鍛え方が違うんだよ!鍛え方がな!!!」
「いちいちむかつく奴だな!」
少なからず挑発の意味もあるのだろう、そう分かっても挑発に乗ってしまうラグラは更に怒りを膨らませていった
そして
「やっぱり、教えてもらっている奴が悪いんだろ」
ラグラの堪忍袋の緒が切れた
「殺す!!」
尊敬しているバーハの事を悪く言われ、ラグラは怒りのまま
「抜刀術 閃光雷花!!」
「若いな。挑発に怒ってもいい。けど、心は冷静でなければならない」
バンクはそう言うと、短剣を正面に構え
「五連斬り」
バンクが、技を使った途端ラグラの身体に赤い線が走り血が噴き出した。
「ぐはっ!」
閃光雷花は当たることなく、儚く消えていった
「一体何が・・・」
「簡単な事だよ。お前の直線状に斬撃を放っただけだ。怒ったお前は、冷静さがなくそのまま当たったってだけだ」
「はぁ、はぁ、」
「もう降参しなその出血量では、もう戦えないだろう」
「ま・・だ・・だ・・」
ラグラは意識が朦朧としながらも、抜刀の構えをした
それは、無意識だった。日頃からしている動作を体が勝手にしていた。
頭の中では、一度だけバーハに見せてもらった次元斬の事を思い出していた。
ラグラの血が、刀をつたり下に垂れたその瞬間
「抜刀術 血界斬」
赤い線を後ろに残しながら、ラグラは移動するのではなくバンクの前に飛んだ。
「なっ!?」
バンクから見ると、ラグラが消えたと思った瞬間いきなり目の前に現れた。
ラグラはそのまま、刀を振りぬこうとするが、そこで意識は完全に落ち地面に倒れた
「ふ~今のは危なかった。こいつ、今完全に空間を飛んできやがった。ひやひやさせやがる」
バンクが、落ち着こうとしていると
「おや、ラグラは負けてしまいましたか。でも、いい所まではいったみたいですね」
木の陰から、バーハが出てきた
「あんたが来たってことは、ボスは負けたのか」
「治療させてもらっても?」
「ん?あぁいいぞ」
バンクが、少し下がりバーハはラグラの手当てをし始めた
「どうして、こいつが斬られた時点で助けに入らなかった?」
ラグラは、途中からバーハが隠れて見ていた事に気付いていた
「この子には、まず自分の限界を超えてほしかったのです。その相手にあなたはちょうど良かった」
「けっ全部あんたの掌の上だったわけか。じゃあ、向こうで戦っている方も」
「さぁ、それはどうでしょうね」
「くえねぇ、爺さんだな」
バーハが、ラグラの手当てを終えると、背負いアリーの元に向かった
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