ガストvsバーハ
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「始まったな」
「そうみたいですね。では、こちらも始めましょう」
バーハは、腰に下げていた直刀を抜き構え ガストは、ロングソードを抜くとだらっと構えた。
「お前と、こうやって向かい合うのはいつぶりだ?」
「もうかれこれ10年は、ないですね」
「俺はお前と真剣に戦えるこの時を待っていた!」
「もしかして、あなたそれが目的で・・・」
「うるせぇ・・そんな事お前が知らなくていいんだよ」
「そうですね。いらぬ勘ぐりでした」
「あぁ、お前はそうゆう奴だったよ!!!」
ガストは、バーハに向かっていくとロングソードを下から振り上げた。それを、バーハは右に避け直刀をガストの腹に斬りかかった。ガストは、振り上げた力を使いそのままジャンプしバーハの攻撃を避けた。
「今のをその態勢から避けますか。相変わらず、でたらめな動きですね」
「お前こそ、変わらずの戦い方だな。そのカウンター狙い」
「この戦い方が私にはあっているんでね」
「言ってろ。絶対にそっちから攻撃させてやるからな 地割れ!!」
ガストは、ロングソードを地面に叩きつけるとそこから、地面が割れていき溶岩が噴き出してきた。
「では、私も。次元斬」
バーハに迫ってきていた溶岩が、バーハの技により真っ二つに割れバーハに当たる事は無かった。
「おりゃぁぁ!!」
ガストが、溶岩で目の前が見えなくなった一瞬の隙を突き、バーハの後ろまで回り込んでいた
「声を出しては、奇襲の意味がないですよ」
「奇襲目的じゃないんでな!!!火斬!!」
ガストの、早い振りに摩擦熱が起こりロングソードは火を纏いバーハに迫った。バーハは、後ろに飛びのき避けたかと思ったが。
「お前なら!そう避けるよな!!だから!!飛べ!!」
ガストがそう言うと、火の斬撃が飛んだ。
「これは・・・凄いですね」
「まだまだ!!おらおらおら!!」
ガストは更に火の斬撃を飛ばし、最初に飛ばした斬撃に当てた、すると、
「くらえ!!蒼火裂斬!!!」
火の勢いが、小さくなったかと思ったら火は赤から蒼に変わりより高熱へと変わった。
「努力をしてきたのが、凄く伝わりました。けれど、まだ私には届かない。素晴らしいものを見せてくれたお礼に私のとっておきをお見せしましょう」
バーハは、そう言って直刀を正面に構えると
「この技に名前はありません。ただ、斬るだけ。それだけです」
バーハは、そう言って本当にただ、直刀を振り下ろした。
「ふざけるな!!!なめているのか!」
「いえ、ふざけても、なめてもいません。もう、終わっています」
バーハが、そう言うと迫ってきていた蒼色の火は、自然と消えたみたいに消えていった。
「なっ!!何をした!!!」
「言ったでしょ。ただ、斬っただけと。今のは火という概念を斬ったのです。なので、存在することがでいなくなり消えていった」
「そ、そんなの、ありえねぇ」
「えぇ、魔王様にもこれはズルだと言われましたね。あれは、いい思い出です」
「くそっだったら、何回でっ」
ロングソードを、振ろうとしたガストは体がふらつきその場に倒れた
「な・・・にを・・した」
「言ったでしょ。もう、終わっていると。あなたの意識を斬ったんです」
「く・・そ・・・」
ガストは、そのまま気絶してしまった。
「さて、あの二人はどうなっていますかね」
バーハは、二人の弟子の元に向かって歩いて行った
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