負けられない戦い
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その頃、バーハ達は
「随分と素直に、ついてきてくれましたね」
「はっ!偶々だよ!偶々、それにお前ら裏切り者を一気に叩けるんだ。これ以上ない好機だったんだよ」
「そうですか、貴方は今の魔王様達がおかしいと知りつつもそちら側につくのですね」
「当たり前だろ!俺は今の魔王様の方が好きだな。あれでこそ、魔王ってものだろ!」
「・・・その通りなのかも、知れない。けれど、私は前のお優しい魔王様の方が好きです」
「これ以上話した所で平行線を辿るだけだ、それに、後ろの奴らは早く戦いたそうだからな」
「そのようですね、ラグラ、アリー負ける事は許しませんよ」
「「はい!!」」
「お前らもだ!」
「分かってますよ〜」
「だり〜」
「ガスト、貴方もう少ししっかりしたほうがいいですよ」
バーハは、ガストにそういうと
「テメェらのせいで、なめられたじゃねえか!」
「え〜」
「は〜すぐに人のせいにする」
「こいつらっ!」
ガストのその2人が会話していると
「抜刀術 疾風迅雷」
ラグラが、片方に仕掛けた
「おおっと、不意打ちとはやってくれるじゃねか」
ラグラの技を軽く受け止めた
「うるせぇ、こっちから仕掛けなかったら来たくせに」
「ははっ!女の方を庇ったか!」
「違う!結果的にそうなっただけで、そんな意図はない!」
「ふ~ん」
ニヤつきながら、ラグラを見ているとガストから
「バンク!話をするのもいいが、それで油断して負けたら俺が殺すぞ!」
「はいはい」
バンクと呼ばれた、男はけだるそうにガストに返事を返すと
「負けたら、殺されるみたいなんでね。悪いけど手加減できないよ」
「そんなもの必要ない!!」
ラグラとバンクは同時のタイミングで飛び退くと、ラグラは抜刀に構えを、バンクは短剣を構えた。
「はぁ~どうして男ってあんなにバカなんでしょう」
「それには同意します」
アリーの方は、もう片方と対峙していた。
「所で、あなたお名前は?」
「私はアリーって言います。そちらは?」
「私は、ケーラと言います。私達、仲良できると思うのだけどどうかしら?」
「そうね、ケーラがこっちに来てくれたら友達になれると思うわ」
「そう・・・残念。それじゃあ、お友達にはなれそうにありませんね」
「みたいね」
アリーは槍を構え、ケーラはレイピアを構え
「槍術 弌ノ型 死突」
「ライトニングスター」
槍とレイピアの先端同士がぶつかり激しい砂ぼこりが舞った
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