それぞれの戦い
読みに来てくれてありがとうございます!
俺は地を蹴り、魔王に迫った。魔王は、魔法を撃ってきたが俺は避ける事はせずそのまま突き進んだ。
そのまま魔法は迫ってきたが、後ろから飛んできた魔法とぶつかり対消滅した。
フィーリアの援護により、魔法はことごとく潰され俺は何の弊害もなく魔王の元までたどり着いた。
「凄いだろ、フィーリア。あんたの魔法を同じ魔力量の相反する魔法で消滅させているんだ。少しは反応したらどうだ!」
俺の、拳が魔王にあと少しで届きそうという所で横から蹴りが飛んできたので咄嗟に体をひねり回避しその場を離れた。
「ふー危ない。中々いい蹴りを放ちますね。リーリャさん」
リーリャさんは、魔力で造ったガントレットを嵌めるとこっちに突っ込んできた。
「全てを喰らい ここに顕現しろ!暴食の刀!」
俺は、リーリャさんの拳を刀で受け止めた。暴食の力を使いガントレットの魔力を喰らおうとしたらリーリャさんは勘づき後ろに少し後退した。
リーリャさんは、更に足にも魔力で造った金属の靴を造り装備した。
リーリャさんの、踏み込む力、速さが格段に上がり俺はダメージはないものの後ろに吹きとばされフィーリアから離された。
俺は地面に、足跡をつけながら勢いを殺し止まると追ってきていたリーリャさんの攻撃を避けた。
「俺をフィーリアから、離すのがあなたの狙いですか」
「・・・・・」
リーリャさんは、何も言わなかったが正解だとでもいうように拳を構えた。俺も、刀を正面に構えた。
「・・・・お父様が、今何を思っているのか知らないけど私はみんなと楽しく過ごしているのが好きなの。だから、それを邪魔する者はだれであろうと許さない」
フィーリアは、360度全ての角度から様々な魔法を放った。が、しかし魔王に当たる直前で全て霧散してしまった。
「・・・・やっぱり、厄介。お父様のそのEXスキル。・・・・でも、隙が無いわけじゃない」
魔王同士の戦いは、更に激化していった。
その頃、周りで戦っている他のメンバーは、
「ベヒモスのおかげで、数は減ってくれているけどそれでも、一人ひとりが強いからあまりアドバンテージになってない」
「まぁ、あれが無かったら今よりきつかったって事だからあまりネガティブに考えるのはやめましょう」
「そうだぜ!一番やばい奴は任せてるんだ。少しでも、邪魔が入らないようにしないとな!!」
「あぁ、今は自分ができる役割を果たそう」
勇者組の皇、赤城、加藤、朱堂が四人一組でお互いをカバーしながら魔族と戦っていた。それを見ていた、周りの騎士たちが自分の息子や娘ぐらいの子供たちが奮闘している姿を見せられやる気になっていった。
一方、ルシフェル達は離れすぎず、近づきすぎずの距離を保ちながら各個撃破していっていた
「少し物足りないのう」
「そう、我が儘言うんじゃありません。ショウタさん達も頑張っているんですから」
「そうだよ!今は頑張る時だよ!」
「分かっておるわい!まぁ、でもこの戦いが終われば少しくらい我らの我が儘を聞いてもらわないとな」
「!!!!」
「!?!?」
「!!!!っ!」
ベヒモスのその発言に、全員がその手があったかと気付き、早く終わらせる為に更に攻撃は激しくなっていった。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
少しでも興味を持った方、続きが気になった方は
お手数ですが、ブックマークと下の方にある☆で評価をして頂いたら励みになります!