表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者ではなく英雄に  作者: fusaberu
魔国戦争
135/190

玉座の間

読みに来てくれてありがとうございます!

バーハ達をやり過ごした後、俺達は魔王城に向かっていた。

道中、ラグラの様に誰か現れる事もなく無事に辿り着くことができた。


「・・・・帰ってきた」


フィーリアは、実に数十年ぶりの我が家を見て感傷に浸っていた。俺は何も言わず少しだけフィーリアの好きにさせた。


「・・・・もう、大丈夫。ありがとう」


フィーリアが、こっちを見て柔らかく笑いお礼を言ってきた。これが、敵地のど真ん中でなければ見惚れていたかもしれない。けれど、そんな雰囲気をぶち壊す為なのか魔法が飛んできた。


「暴食」


俺は左手を向けて、その高威力な魔法を喰らった。


「随分と乱暴な歓迎じゃないか、お義父さん?」


俺は、こっちを見ているであろうフィーリアのお父さんに向けてそう言った。


「ちょっと!今の何処から飛んできたの?!」


「魔王城からだよ。あの距離からこの精度と威力が出せるなんて流石、フィーリアのお父さんだな」


「・・・当たり前」


「それよりも、さっきの()()()()()ってどういうこと?」


「えっ!?いや、あれは!煽ってみただけだから!」


皇を、筆頭にジト目が向けられ俺が言い訳をすると


「・・・私、嬉しかったのに」


そこに、フィーリアまで乗ってきて収集がつかなくなった。


「おい!フィーリアまで乗るなよ!あぁ!もう!行くぞ!」


俺は、戦略的撤退として逃げる事を選んだ


「・・・あっ、逃げた」


「逃げましたね」


後ろから、女子達の楽しそうな笑い声が聞こえてくるが何も聞こえてないふりをした。その中に、朱堂達の声も入っていたので後で、シメると思いながら俺は前に進んでいった。


近づくまでに、流石の対抗があるかと思ったがそんな事はなくすんなりと魔王城まで辿り着いてしまった。

ここまで、易々と辿り着くと何かの罠かと疑ってしまうが罠なんて一つもなかった。それどころか、兵士が1人もいなかった。


「流石におかしいですね」


ルシフェルが、この状況を見てそう言った。


「あぁ、流石に兵士が1人もいないのはおかしい。予想としては、侵攻の為にここを離れたかだが、結局守る兵士が1人もいないのはおかしいって話に戻るんだよな」


俺達は、とりあえずフィーリアの家族がいそうな玉座の間に向けてフィーリアに案内されながら進んでいた。


しばらく歩き


「・・・・着いた」


俺達は、遂に魔王の元まで扉一枚隔てたところまでたどり着いた。


「全員覚悟はいいか?」


「・・・できてる」


「はい」


「もちろんです」


「血が沸るわ」


全員覚悟が出来ている様なので、俺は扉を開けた。扉を開き、中に入ると


「よく来たな」


フィーリアのお父さんが、椅子に座りながらこちらを見てそう言った。

その隣には、思念体の状態で会ったことのあるリーリャがいた


最後まで読んでいただきありがとうございます!


少しでも興味を持った方、続きが気になった方は


お手数ですが、ブックマークと下の方にある☆で評価をして頂いたら励みになります!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ