宣戦布告
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今日少し短いです!
カーラとフレンは、次の日には船を用意してくれた。
「船は用意しました。多少の攻撃を受けても傷一つ付きません」
「聖国の最高の船を用意しました」
「ありがとな、2人とも」
「いえ、これくらい私達がしてもらった事に比べれば」
今生の別れではないので、会話は程々にして船に乗り込もうとした時、アリサさんが突然倒れた
「アリサさん!」
慌てて地面に当たる前に受け止めた。
「ごめん、ちょっとふらついちゃって」
アリサさんは、ちょっとと言うが明らかに辛そうな表情を、していた。試しにおでこを触ってみるとすごい熱だった
「すごい熱ですよ!リリア、アリサさんを頼むな」
俺は、アリサさんを置いて行く事を決めた。
「任せて。しっかりと安静にさせとくわ」
「ごめんなさいね」
「辛い時は、辛いって次からはちゃんと言ってください」
「そうするわ・・はぁ、はぁ、」
こうして、一悶着ありながらも船に乗り込むと俺達は魔国に向けて出発した。
港から、船が離れていき見えなくなると
「行っちゃったね・・・」
「うん。帰ってくる時までにショウタさんの隣に立てるような立派な人になってなきゃ」
「そうね、お互い頑張りましょう」
リリア達は、アリサさんを連れ城に帰った
立花達が出発してから、数時間後世界に震撼が走った。全世界に同時に魔国からの宣戦布告映像が流れた。
『これを見ている、人間、亜人達よ。我々、魔族は貴様らに宣戦布告をする。3日後、太陽が昇ると同時にそちらに侵攻する』
そこで、映像は途切れた。
たった、数分の映像。それは、仮初の平穏が崩れた瞬間だった。
船上で、立花達も映像を見ていた。
「・・・・お父さん、お母さん」
フィーリアは、映像に出てきた自分の家族を複雑な感情で見ていた。
久しぶりに映像越しだが見れた家族、でもそんな家族が、戦争を起こそうとしている
「このまま、俺達は魔国に向かう。先に乗り込んで、しまおう。そして、フィーリアの家族に会いに行こう」
俺の言葉に全員が頷くと、魔国に向けて船を全力で進めた。
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