魔国
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「さて、カーラもちょうど起きていたし今後の事について話すか」
「今後の事ですか?」
カーラが、首を傾げ聞いてきた。
「あぁ、今実質この国のトップはカーラとフレンお前ら2人だ」
「!!!」
「お前らが引っ張って行くのか、他の奴に任せるかは早く決めないとルミさん達が困る事になる」
今一度2人の目を見て聞いてみた
「それで、どうする?」
「私の答えは決まってます」
フレンは、もう決めてるのか迷わずそう答えた
「カーラは、どうする?」
「フ、フレンはどうするの?」
カーラは、自分1人では決まらないと思ったのかフレンに聞くが
「カーラ、これは自分の意思で決めないとダメだよ。途中で放り出すことなんてできないんだから」
「っ!そっか・・・」
フレンは、突き離しているような言い方で言ったが、実際はカーラの事を心配している内容だった
「わた・・私は、頑張りたい。上手くできるか分からないけど、いい国だって事は私自身が知っているから」
「そうか・・フレンは?」
「私はカーラを助けます。支えます」
「フレン・・・いいの?だって、貴方」
カーラはこっちを見ながら、フレンに質問した。
「本当はね・・・だけど、私は弱いから。だから、別の形で力になろうと思ったの。だから、カーラの手伝いは私にとってもメリットがあるんだよ」
フレンは、ニコリと笑いながらカーラに返した。
「そう、強くなったのね、貴方。私も負けていられないわね」
2人の関係は良好で問題は無さそうだった。
「ショウタさん、お話が」
2人を眺めていたら、リリアから話しかけられた。
「どうした?」
「私もこの2人の力になろうと思います。今回の戦いで分かりました。私は足手まといだと。いずれ、足を引っ張り何か重大なピンチを迎えると思いました」
「リリア・・・」
「次向かう場所は決まっているのでしょう?」
「あぁ、フィーリアの故郷。魔国に行く。いきなり伝えてごめんな、みんな」
「みんな、分かってたと思いますよ。魔国は海を渡った場所にある。そして、聖国は海と面していますから」
「そうか・・」
「だから、私はここから力になりたいのです。勝手に自分の中で決めちゃってたけど、カーラもフレンもいい?」
「はい!大歓迎です!心強いです!」
「私も文句なんてないわ。こちらこそ色々と迷惑かけると思うけどよろしくお願いします」
どうやら、話は纏まったみたいだった。
「そう、リリアはそう決めたのね」
アリシアは1人、呟いていた。その、言葉をサーヤは隣で聞いていた。
俺は他にもリリアと同じような思いの奴がいないか聞いてみると
「私も一回自分の国に、帰るわ。もっと強くなって帰ってくる」
「私も姫様とご一緒します」
魔国に行くメンバーは、俺といつものメンバーと勇者組とナタが行く事になった
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