夜刀神
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はるか昔まだ、地の王ベヒモスと海の王リヴァイアサン、空の王バハムートの龍達がどちらが上か覇権争いをしていた時代。
最初は、龍達も下界に迷惑がかからないようにと別の次元で戦っていたが、次第に戦闘は激化していき余波が下界の方にまで広がっていった。
地の王ベヒモスが、激しい地鳴りを起こせば下界では大きな地震や火山の噴火が起き
海の王リヴァイアサンが、波を起こせば大きな津波が起き大陸を飲み込んだ
空の王バハムートが、風を起こせば激しい竜巻が起き地上を蹂躙した
下界に住んでいる者達は、その異常気象を神の怒りだと思い込み、供物を捧げたり場所によっては生贄を捧げていた。
それでも、止まらない異常気象に人々は疲弊し絶望していった。
それを見かねた、龍王 夜刀神は戦闘をしている龍達の前に現れ一鳴きで戦闘と止めた。そして、それぞれの龍たちにこう言った
地の王ベヒモスは地上で、海の王リヴァイアサンは海で、空の王バハムートは空で一番だとそう言ってから龍王夜刀神は再び姿を消した
その時から、龍たちは戦う事をやめ各々の縄張りを作り次の世代に龍王の事を伝えていった。
その姿は、銀色の鱗を持ち額に一本の角がある人の姿をしていたと
それは、今のベヒモスの姿と同じだった。元々の深い緑の鱗と瞳は銀色に変わっていた。
「その姿は何~?嫌な感じがするんだけど」
ベルフェゴールは、いきなり変わったベヒモスに強烈な危機感を抱いていた。
「この力は・・どうして・・」
「・・・ベヒモス、疑問は後その状態で戦える?」
「うむ、お主の言う通りじゃな疑問は後じゃ。問題なく戦えるぞ、何ならさっきまでより力が湧いてくるわ」
ベヒモスとフィーリアは同時に、ベルフェゴールに突っ込んだ。ベルフェゴールは、二人の時間を遅くしたが、ベヒモスはかかる前にフィーリアの前に行き自分だけが掛かるように動いた。ベヒモスの動きは、最初遅くなったものの力をいれて踏み込むと元に戻った。
「なんで!?」
「さぁ、のうお主の力が弱いんじゃないか?」
ベヒモスは、そのままベルフェゴールを空中に殴り飛ばした
「今じゃ!」
「・・・ナイスアシスト 凍てつく氷よ 業火に燃える炎よ 冷やし 燃やし 敵を蹂躙せよ 凍てつく炎」
フィーリアの魔法は、直撃し空中からベルフェゴールが落ちてきた。
「はぁはぁ、くそっ!ここは、逃げっ」
「逃がすと思うのか?」
同じ高さまで飛んできたベヒモスはその手に握る刀の形をした雷を持ち
「神の雷」
ベルフェゴールを切り裂いた瞬間、辺りは真っ白になり直後に大きな音が鳴り響いた
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