ガラス玉
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パンっ!
俺は、手を叩くと同時にベヒモスの後ろにて転移した。
「ふっ!」
完全に意表を突いた攻撃だったが、ベヒモスは驚異的な反射神経をみせガードしてきたが、体勢を崩す事に成功した。この、千載一遇のチャンスを逃すわけにはいかないと俺は攻勢に出てベヒモスに詰め寄り攻撃のラッシュを仕掛けた。そんな、攻撃もベヒモスは捌ききるが神の悪戯か幸運のおかげか後ろに下がっていたベヒモスの足元に窪みがありベヒモスはそこに足を引っ掛け後ろに倒れていった。
「はぁ!」
俺は、ガラ空きになったベヒモスの腹に拳を打ち込みベヒモスは後ろに吹っ飛びでかい岩に激突した。辺りは砂煙でベヒモスが気絶したかどうかはすぐに判別できなかった。
一方その頃、フィーリアは枢機卿に魔法を撃ち込まれるが全てフィーリアの手前で霧散している状況が続いていた。
「・・・いくら、撃ったところで無駄」
「くそっ!なんなんだ!お前達は!いきなり現れたと思ったら私の計画の邪魔ばかりしてきて!」
「・・・貴方が何も悪い事をしていなければ、フレンに何もしていなければ私達は介入しなかった。けど、貴方はした」
「ちっ!この偽善者どもめ!」
「・・・そう、私達は偽善者の集まり。助けて助けられてここまできてる。なんと言われようと、精神的に突くことなんてできない」
「・・・・本当に、忌々しいですね。君達は本当は最後の方までとっておこうと決めていたのですが、やむをえません」
枢機卿は、そういうと懐から真っ黒なガラス玉を取り出した。
「・・!!!」
フィーリアは、嫌な予感がして咄嗟にガラス玉を奪おうとするが
「さぁ、怠惰な時間を過ごしなさい」
枢機卿は、ガラス玉を下に叩きつけ割れると中から黒い淀んだ何かが溢れてきた
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