刑を執行
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あまり、顔を見られたくない為ベヒモスとフィーリアの魔法によってこっそりと聖国に入った。一応身バレ防止の為フードを深く被り仮面をつけた。
「よし!それじゃあ、ここからは別行動だ。そっちは頼んだぞ!」
「・・・任せて」
俺達は別れ、隠密行動でまず最初にマックスさんと接触をしようとしたが、そんな俺達の行動を呼んだかのように事態は急速に悪い方向に進んでいく。
「街の広場で、教会に抗議していた奴らが処刑されるらしいぞ!」
「マジか!」
「あぁ!その中にはマックスさんもいるみたいだ!」
「そっか〜、あの揚げ肉好きだったんだがな〜」
移動しようと路地裏から出ようとした時だったそんな会話が聞こえてきたのは
「立花くん!今のって・・・」
「くそっ!教会の動きが早すぎる!広場に急ぐぞ!」
「うん!」
俺達は、屋根の上を飛んで移動し時間の短縮をして広場にたどり着くと
そこには、大きなステージができており、その上にマックスさんと後2人が鎖に繋がれた状態で隣に立っているでかい刃渡りの剣を持った男が立っていた。それは、今にも処刑が始まりそうな空気だった。
「どうするの?」
「こんなにも、教会が早く動くなんて思ってなかった。想定外だ。こうなったら、強引に奪うしかない」
「2人とも、そう話してる時間は無さそうよ」
「?!!!」
フレンは、これまで頑張って耐えていたが、もう今にも飛び出していきそうだった。
「あぁ、いくぞ!」
ステージ上で
「すまねぇな。みんな、こんな事になっちまって」
「いや、マックスさんのせいじゃねぇ」
「そうだよ。俺達はみんなあんたに賛同して付き合ったんだ」
「それより、マックスさんの方が・・・」
「妻の事は、信頼できる奴に託した。悔いはないって言ったら嘘になるが、安心はしている」
「話は、終わったか?」
「あぁ、待っていてくれてありがとな」
「俺も揚げ肉のファンだったんだ。せめてもの、情けだ」
「それは、やっていたかいがあるよ」
豪華な神官服を着た男が、声をあげた。
「これより!刑を執行する!」
神官服の男が上げていた手を、下に振り下ろした。
もう少しで、剣がマックスの首に当たると言うところで謎の人物が剣を受け止めた。
「何者だ!」
「誰だ?」
「誤ちを正しにきた」
謎の人物は、そう言った。マックスは気が覚えのある声にまさかと思ったが
「マックスさん、助けに来ました」
仮面の奥の目を見てマックスは確信した。助けてくれた人物はあのにいちゃんだと
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