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腐りゆく世界で  作者: XⅢ
崩壊
9/24

空の彼方から

雪、、、解けてしまいましたね。

朝陽が屋上に佇む少年を照らす。

騒生「異常なし、、、、やっと、、、、、、朝だ、、、、、、」


現在時刻6時過ぎ


騒生「俺、本当は夜行性じゃないんだよなぁ、、あー眠たい」


騒生「もうすこし、、、、頑張るか、、、、、、、」

すこしクラクラする頭を抱えて落下防止柵に近づいて校庭と見える範囲の街を見渡した。

「フムフム、、」

会議の時に使ったノートに一晩中起きていて分かった事をまとめる。


・ウォーカー達は食事がなくても大丈夫?


・個々で運動能力に差がある


・ウォーカーは生きていた?(今まで人間だったと仮定する)時のことを少しだけ覚えているような素振りを見せた、例「サラリーマンみたいなウォーカーは、時折腕を見ていたり(時間確認のため?)した」


そして一番有力な情報が、ウォーカーは音に反応するいう事。

何がそんなに有力なのかというと、音である程度ウォーカーを誘導することが出来るという事だ。


その他は大体映画のゾンビと同じっぽかったので省略



騒生「ふぅ、、、こんなものかな?」

雪華「そうね」

騒生「うぉっ、いつから居たし」

雪華「ん~、そのノートを漁りだしたときくらい?」

騒生「そうか、、、起こしちまったか?すまん」

雪華「大丈夫、、、遅くまでご苦労様です」

騒生「どうも、、、、そろそろみんなを起こすか、、」

立ち上がろうとすると服の裾を引っ張られた

騒生「うぉっと、ど、どうした?」

すると小さい声で

「もう少し、、、、、、、」


「、、、はいよ」


「ありがと」


「どーも」


「泣いてもいい?」


「、、いいy、、、って、既に泣いてるやん」


「・・・・」


「・・・・」


「凄く怖いの、、、あんなよくわからない奴らが出て来たり門前で先生達が殺されたりして、、、」


「、、、そうだよな、実を言うと俺も凄く怖いんだ、、」


「これからもずっとこのままなのかな、、、、」

悲しそうにそう言った。


「いつかもとにもどるよ」















そう言おうとしたがその言葉を口に出すことはなかった、、、できなかった。まだわからないことだらけで情報不足という大きな壁や半端な希望を持って絶望してほしくないという気持ちが交差したからだ。



「まっ、どうにかなるっしょ」

「みんなで力を合わせればなんちゃらとも言うしね!」


静寂を打ち破ったのは双太と準斗だった。


騒生「お前たち、、、いつの間に、、」

雪華「、、そうね、、、私もしっかりしなきゃね、、、、」

準斗「そうゆうことだ、ってことで おっはよう!!」

騒生「ば、ばかっ、あんま大きい声だすなよ」

双太「どうして?誰も聞く人なんていないでしょ?」

騒生「ウォーカーは音に反応するんだ」

準斗「す、すまねぇ(´・ω・`)」

双太「今日はどうするの?」

騒生「うーん食糧があと1日分しかないからなぁ、、、」

雪華「じゃあ移動ってこと?」

騒生「そうしたいのだがリスクが高いからなぁ」


双太「ん、、、、、、、、?なんだろ、、あれ」

3人「え?」


遥か空の彼方から何かがこちらに向かってきていた

双太「救助ヘリかな、、、、?」

準斗「まじで!?俺ら助かるの?」


騒生には気になっている事があった

騒生「救助?1機だけでか?」

雪華「確かにそうね、、」

準斗「日本のヘリじゃなさそうだな」

双太「もしかして本当は、、初め沢山いてウォーカー討伐に行って軍の人みんな、、その。。。。死んじゃって今1機だけとか?」

雪華「仮に軍の人たちだったとしてもそんな簡単にみんな死んじゃうのかしら?」

騒生「恐らく撃つのに躊躇ったんだろうな、いくらウォーカーとは言えども人の形をしているからな、、」

準斗「なるほど、、、それでも一応手、振ってみようぜ?」


ーーーーーーーーーーーSOS------------


準斗「あ、素通りしていきやがった」

双太「思いっきり手ぶんぶんしてたのにね、、」

雪華「仕方ないわよ、、きっと大変なのね、、」

騒生「仕方ないk、、、、ん?あれ、、ヘリ旋回してない?」


みんなは上を見上げた。

ヘリは頭上をずっと旋回している。


双太「何してるんだろうね」

雪華「さあ、、?」


するとヘリは僕たちの頭上で止まり上から木箱とアタッシュケースが落ちてきた。


「え?」


騒生「、、、ッ、今すぐ土嚢撒けッ!はやく!」

3人「え?、わ、分かった」


ーーーーーーーーーーー少年ら作業中ーーーーーーーーーーーーーー


ちょうど撒き終わった後に木箱とアタッシュケースがその上に落ちてきた


「どすっ」

鈍い音と土を辺りにまき散らした


騒生「、、、間に合った」

3人「、、、あぁ~なるほどね」

3人はようやく土を撒いた意味が分かったようだ

騒生「大きな音が出ると思って消音効果の為に土を撒いたんだ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


双太「それにしても、、なんだろうね、、、この箱」

騒生「開けてみるか、、、」

雪華「それ、、大丈夫なの、、、?」

準斗「俺がやろうか?」

騒生「任せた」

準斗「おう、任された、、っておい、、そこは「いいやお前らをケガさせたくない!」とかなんとかあるだろ」

騒生「準斗だからいいかなーと」

準斗「ちょ、ひどくね?」

騒生「冗談だよ」

準斗「ま、、、俺が開けよう!!」


ガチャン


準斗「なーかーみーはーなーんーじゃーろーなー、、ん?なんだこれ?、、、、、ッ、、こっ、これは‼‼」

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