幽神編 九頭 勇輝の家 【灰】3
勇輝「とりあえず今ある材料で作れるのはこんなもんだな、幽神そこの棚にある食器とってくれるか」
幽神「んーこれでいい?」
勇輝「おう、サンキュ」
2人で冷蔵庫の中にあった生野菜とお肉で野菜炒めを作った、この騒動でライフラインがいつ止まるか分からなかったため出来るだけ保存の効かないものを消費しておきたかったからだ
勇輝「それじゃぁ、いただきます!」
幽神「いただきます!」
〜〜〜少年少女夕食中〜〜〜
幽神「ごちそうさまでした」
勇輝「お粗末様でした」
勇輝「足どんな感じ?」
幽神「安静にしてたからもうほとんど痛くないよ」
勇輝「そうか、、今から仮眠して明日の早朝にそのみんなのいる学校に行くってのはどうだ?」
幽神「私は大丈夫だよ!」
勇輝「決まりだな!明日の3時位にここを出ようか」
幽神「りょーかい!」
勇輝「俺は戸締りとか確認しとくから幽神は先に上に行っててくれ」
幽神「わかったー」
自分の家は一軒家でそこそこ高く頑丈な塀がある、もちろん仮眠をとるのは二階だが保険として戸締りを確認しておくことに越したことはない。
窓や扉の前にタンスや机などを置いて簡易的なバリケードを作り一通り一階の確認が終わった為二階に上がる階段の前にもソファーを設置し二階に上がった。
部屋の扉の前にも掃除機やミシンなどを置いてなけなしの防衛機構をつくった。
扉を開け中に入るとカーテンの隙間から外を見る幽神の後ろ姿が目に入った。
勇輝「何か見えるのか?」
幽神「学校の光がうっすら見える、、」
へぇどれどれ、と幽神の隣から顔を覗かせてみると確かに学校の施設のカーテンの隙間からほんのりと光がこぼれていた。
勇輝「ふむ、、、行けるな」
幽神「なにが?」
勇輝「ん、あぁ、、これは予想なんだが地上を歩いて行くより屋根の上を渡って行った方が良いと思うんだ、奴らが映画やアニメの通りなら攻撃されたらアウトだろうからな」
幽神「いい考えだと思うけどどうやって屋根の上を渡るの?まさかジャンプ?」
いいやこいつを使うぜ!と言わんばかりに緊急用梯子を取り出した。
勇輝「これは調整可能で最大8mあるから隣に移るくらいなら足りるってわけだ」
幽神「へー、それならいけそうだね」
勇輝「時間は掛かるかもしれないが安全だし囲まれたときに振り回したら追い払えそうだしなんとかなるだろ」
幽神「具体的なルートとかはどうするつもり?」
勇輝「取り敢えず・・・・」
あらかた明日の予定を話していたら9時を回っていた。
勇輝「ざっと話しちまったけど大丈夫?わかった?」
幽神「うん、大丈夫!」
勇輝「そうか、もうそろそろ寝ようか」
幽神「う、うん、、」
勇輝「俺は床で寝るから幽神は悪いがベッドの上で寝てくれ」
幽神「、、あ、あのさ、、、、」
勇輝「分かってるって、洗ってあるとはいえ俺のベッドで寝るのは嫌だったよなごめんなだがこんな硬い床で寝たら体痛くなっちまうから我慢してく、、おいおい何して」
幽神「い、一緒に寝るのだ、だめ、、かなぁ、?」
勇輝「え、えっ、??ん?え?え?????」
幽神「流石にダメ、、、?」
勇輝「(怖いのか、、?いや俺も少し怖いけどよ、、)いやでも、、、わかった、ただ向かい合っては勘弁してくれよ、、?」
幽神「ほんと?!ありがとう」
急遽二人で寝ることになったので追加の布団を用意した
流石にマットが敷いてあるとはいえ床は床なので気持ち程度のタオルケットを床に敷いていたら彼女に布団があるんだから布団で一緒に寝ないの?と言われた。
一緒に寝るっててっきり隣で寝るだけだと思ってたよ、、
粗方準備が終わったので電気を常夜灯に切り替えて二人布団に就く、、
勇輝「そ、それじゃ、また明日?お、おやすみ」
幽神「うん、お休み」
寝ようと目を閉じたとき背中に手を当てられて思わずびくっとしてしまった
「ど、どうした?」
「助けてくれて、ありがとう」
小さな声で彼女はそう言った
おくれて本当にすみませんでした(n回目)
この投稿サボっ..できてなかった期間中にいろいろなことがありまして、、コロナとか、学校のオンラインとか、ゲームとか()、あ、そうそう生まれて初めて“推し”というものができました!
そしてそして...おっと、ここで話すようなことじゃなかったですね!次の投稿もいつになるかわかりませんが気長に待っていてくれると助かります。