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メリーサプライズ!

作者: しょー猫

短編楽しんでいってください!

僕は目を覚ました。今日は12月25日だ。

辺りはまだ真っ暗だ。おそらくまだ深夜なのだろう。

もう一眠しようかと目を閉じたその時、

どこからか足音が聞こえた。その瞬間、ドキドキで目が覚めてしまった。まさか、サンタさんかな?

僕はこの日を楽しみにしていた。僕の好きな小説を1巻から最終巻まで頼んだ。だから、起きたら読もうと思っていた。プレゼントかな?


サンタさんかもしれない足音はどんどん近づいてくる。目をうっすら開けても、よく見えない。ドキドキ、胸の音がどんどん大きくなってくる。そして、僕のすぐ近くで足音は止まり、そのかわりに物音が聞こえた。プレゼントを置く音だ!確信はないが、そんな気がした。


ドキドキドキドキ。

すごい高鳴り。


サンタさんらしき気配はまだする。そこから何分経っただろうか。やっとサンタさんらしき気配は歩き出し、僕の家の玄関の方へと向かっていった。

胸の高鳴りはまだ止まない。あと少し、あと少し、

僕の部屋からサンタさんは出て行き、帰るかと思ったのだが、トイレのドアが開く音がした。トイレかな?プレゼントを持ってきてくれたのだ。トイレぐらい貸してあげようと思った。


だけど、なかなか出てこない。もしかして、もう帰ったのかな?トイレから帰れるのかな?試しに行こうと立って、部屋を出た。隠れる必要はないのだが、なぜか無意識に隠れてしまう。壁に隠れながら、暗い道を慎重に歩く。トイレに手を伸ばそうとした時、ジャーっと流れる音がした。やばい!と思って急いで隠れる。頼む。見つかりませんように!


サンタさんはトイレから出て、、あれ?

トイレから出てきたのはお父さんだった。

え?え?なんで?お父さんが?

まさか、サンタさんじゃなくてお父さんだったのかな?

部屋に戻って確認すると、プレゼントが確かに置いてあった。あれ?どういうことだろう?あれ、なんだか眠たくなって、き、た。


朝、うーん、横にはプレゼントが置いてあった。

「ありがとう!サンタさん!」


その時幼かった僕はあの夜の日の出来事を理解するには時間が掛かったんだってさ。






ご朗読ありがとうございました!

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