悲しそうな君に話しかけたくなった
ちょっとだけ鬱で優しい恋愛小説始めました。
俺は田中醜斗
訳あってこの病院に通っている、病室の一部屋に入院中の見ず知らずの女の子を見つけて何となく話しかけた。そしたら意外にもこの子が面白くて、用事を済ませたら、直ぐに彼女の所に向かうことにした。
こんな事を考えてるうちに病室に到着した。
醜斗【なぁ、聞いてくれよ、メイ今日も学校では、楽しかったんだぜ、メイ?どうかしたのか?】
いつもと雰囲気が違う気がする。
命【醜斗、嘘ついてる?目が見えないからってわからない訳じゃ無いよ、私だって声の震え具合から調子が悪かったりする事は分かるんだよ。どこか怪我してるんじゃ無いの?】
この時私はただ醜斗が悲しんでるような雰囲気を感じたから心配した。
醜斗【気にすんなよ、さっき転んだだけだからさ、本当少し擦りむいただけだからさ。】
俺は嘘つきだな、本当は、学校にもちゃんと行けてなくて、楽しい事もない、俺の妄想を楽しそうに話せばメイが喜んでくれる、それだけで良い、テストとかの成績は優秀で高校は主席入学して、楽しい高校生活が待っていると思ってた。
でも、現実は違った、授業を、真面目に受けて成績優秀な俺は異端者扱い、先生以外からは後ろ指を刺されて、それを見た先生に助けを求めてもただのじゃれあいと言われて相手にされなかった。その上家に帰ると、母親からは人権を否定されるような扱いをされて、何度自分が悪魔だったりするのではないかと考えたか。母親は、優しかった父と離婚して彼氏を連れて来たが、その男は気に食わないことがあると直ぐに俺を殴る、いつになったら、俺が救われるのだろうかと考えながら病院に行って、一部屋の病室を見た時、何となく惹かれて入って声を掛けてみたら、彼女は、俺を人間扱いしてくれた。それが今までに無く、俺の心に深く重く優しさが突き刺さって彼女ともっと長い時間喋りたいと思った。
命【急に黙っちゃってどうかしたの?】
醜斗と喋るのは楽しい、学校での話も面白いし、何より、醜斗が楽しそうなのが嬉しい、出会いは、本当に単純だった、だって突然私に話しかけて来たんだもん、私が冷たくあしらっても、めげずに、何度も話しかけてくるから、私が素直になるまで時間が掛からなかった。でも、彼にはいつか伝えなきゃいけない、私が余命宣告を受けていて、長くは生きられないこと。それでも、私の口から伝える決心がつくその日まで、この関係を続けても良いよね。
醜斗【ちょっと考え事してただけ、気にしないで。】
もっと長い時間喋りたいと思った、でも、そろそろ帰らないと、母親に飯を作れと殴られる、少しでも遅れたら、母親からも、母親の彼氏からも、殴られる、痛いのは嫌だしそろそろ帰らなきゃな。
醜斗【ねぇ、】
命【もっと、長い時間こっちいてくれたら嬉しいな。醜斗との会話とっても楽しいんだ。】
醜斗が暗い雰囲気だったから、もっと喋ろうと思って、引き留めちゃったけど大丈夫かな。
醜斗【そうするよ。】
メイに求められたんだ、それに応えなきゃ。
もっと、長い時間こっちに居よう。
クソみたいな母より、こっちにいた方が楽しいし。
命【本当?やった!嬉しいなぁ。もっと醜斗と、お喋りできる。】
醜斗が優しい雰囲気になった良かった、でもどこか影のあるような雰囲気を感じるでも、楽しそうに喋ってるし、きっと、お喋りを続ければ醜斗も楽しいはず。
醜斗【俺も嬉しいよ。】
優しい恋愛小説の始まりです。




